余興代行、聖歌隊……実は超レアバイトだらけ！ みんなのブライダル・ウェディングバイト体験集

はじめに

あなたは親族や友人の結婚式へ参加した経験はありますか？

若い世代だと「まだ参加したことがない」という人や、「子供のとき以来行ってない」という人も多いかもしれません。

結婚式では、新郎新婦の思いの詰まった挙式や、こだわりの演出が光る披露宴など……。
その仕様は十人十色で、多彩なバリエーションがあります。

そんな大切な晴れの舞台の “成功の鍵” の一端を担っているのがブライダル・ウェディングバイト！

ひとくちにブライダル・ウェディングバイトと言っても、そのバイト内容は多種多様です。
実は、想像以上にいろいろな場面でバイトさん達が活躍しているのです。

今回Career Grooveでは、「こんなブライダルバイトもあるんだ！」と意外性を感じるバイトや、実際にそのバイトを経験した人の体験エピソードや苦労話、身についたスキルなどをご紹介していきます。
（※体験談は読みやすさのため、一部要約しています）

ぜひ、参考にしてくださいね！

今回紹介するブライダル・ウェディングバイト

・ ホールスタッフ
・ 余興代行
・ フラワーコーディネート
・ 演奏者・ 聖歌隊
・ 音響・ライティング演出

定番のブライダル・ウェディングバイトから、特技を活かしたバイト、将来につながるバイトなど……。
ブライダル・ウェディングバイトの世界は、意外とバリエーションが豊富です。

それでは気になる仕事内容も含めて、ひとつひとつチェックしていきましょう。

【定番バイト】披露宴会場のホールスタッフ

▼接客だけかと思いきや……実は力仕事だらけ！▼
「料理運びや受付の対応など、さまざまなことをやりました。
ドリンクの注文を聞いたり、料理を運ぶのは良い接客経験になります。

披露宴が終わった後は、次の宴会に向けてのテーブルセッティングをします。力仕事もしばしば。

両親への手紙のときは、スタッフも共に感動して良い空間だなと感じました。」

▼マナーからスーツのアイロンがけまで。得られるもの多し！▼
「食事のマナーや、お酒の注ぎ方を学ぶことができ、プライベートでお食事に行くときに緊張しなくなりました。

また、サービスについての研修では、お皿を4枚持ちできるようになりました。
ほかにも卓上のセッティングや、お客様への案内もスムーズにできるようになりました。

スーツでバイトをするため、スーツのアイロンがけも上達しました！！」

▼失敗は許されない！ スタッフは緊張の連続！▼
「結婚式は祝いの席なのでクレーマーは少ないですが、大きな失敗をしてしまったときに、もう帰る！と言われてしまい怖かったです。

一生に一度の素敵な場所なので、失敗は許されず、プランナーさんやスタッフ共にピリピリしています。
分からないことを聞いたときに、怒られたこともありました。気が強い人が多いなという印象を受けました。」

ブライダル・ウェディングバイトの定番ともいえる、披露宴会場のホールスタッフ。

居酒屋やカフェと違い、披露宴会場では高度な接客マナーが求められるため、高時給、シフトに融通が利くのが人気の理由です。

働く側にとっては同じ仕事内容でも、お客様にとっては一生に一度のイベント。そのため、ミスが許されない空気になりがちだという声が寄せられました。

しかしいっぽうで、お皿の4枚持ちや、テーブルマナー、アイロンがけが上達するなど、得られるものは多いようです！

【一生の思い出】披露宴での余興代行

▼着ぐるみパレードでヨレヨレに……大ウケで記念撮影やハグの嵐！▼
「余興バイトは、新郎新婦の希望されたテーマで、与えられた時間内の構成やシナリオを作ります。

宝塚好きな新郎新婦のときは、ミュージカルのようなことをしました。

また新婦やゲストが保育士さんのときに、着ぐるみでパレードをしたら、演奏者として呼ばれていた外国人の方に大ウケ！（笑）
着ぐるみ自体が珍しいのか、何度も写真を撮られ、「クレイジー！」とハグされました。

余興中は着ぐるみの口部分からしか前が見えず、外部の状況が音でしかわからなかったので大変でした。
転倒防止のために足部分に入っている砂袋が、とても重たくて動きづらく、まるで水の中を動いていようでした。
暑くて、息苦しくてヨレヨレでした。

どの余興も式場の方が協力的でした。
招待客の皆さんがウケたり喜んでくれたことが一番の思い出です。」

一風変わった披露宴での余興代行のバイト。企画やサプライズが好きな人にぴったりなバイトですね。

準備は大変そうですが、大ウケしたときは新郎新婦やゲスト、あなた自身の一生の思い出になること間違いなし！

レアバイトなので、見つけたら即応募したほうがよさそうですね。

【プロのスキルが身につく】式場のフラワーコーディネート

▼飾りつけだけじゃない！ 華やかな会場にするための地道な道のり！▼
「これから結婚する二人と直接打ち合わせをして、会場内をどう飾るか決めます。
打ち合わせのあと、デザイン画を描いて、お客様とイメージを共有し、気に入っていただけたら必要な資材やお花を計算し、発注します。

結婚式当日に合わせて必要なものを手配し、式直前に会場を飾りつけます。」

▼お稽古よりも効率的！ 相手の気持ちを読み取るスキルまで！？▼
「お花のスクールや稽古で習うよりも、高度な技術とセンス、花の価格や品種、扱い方などの知識がぐんぐん身につきました。

お客様と直接お話しするため、何が好きなのか、気に入っているか・気に入っていないかなど、相手の気持ちやセンスを読み取れるようになりました。」

結婚式には欠かせない大切な飾りつけをする、フラワーコーディネーター。

打ち合わせや、デザイン画制作、お客様が気に入るかどうか……。
陰の努力の積み重ねがあるからこそ、結婚式当日の達成感は人一倍。

このような実務経験を積むことが、なによりもプロになるまでの近道かもしれませんね。

将来フラワーコーディネーターになりたい人や、空間センスを活かしたお仕事をしたい人にはぴったりのバイトです！

【特技を活かす】挙式での演奏者・ 聖歌隊

▼気になる聖歌隊の仕事内容、給料方式……教えちゃいます！▼
「結婚式の披露宴ではなく、挙式にて歌を歌う仕事です。

仕事の流れは、
式場入り → お掃除や準備 → 発声、音出し、合わせ → 挙式本番 → 片付け
という感じです。

私の場合、一日に多くて3会場ほど回ることもあります。拘束時間は長いですが、式自体は30分ほど。

お給料は一式いくらという方式です。
派遣なのでメンバーは固定ではなく日替わりです。」

▼コミュ力必須！？ 聖歌隊・楽器演奏者には気さくな人多数！▼
「一緒に働く聖歌隊や楽器演奏の方は、みんな音楽を愛する人ばかりで、好きなジャンルが同じ。気さくな方が多く、話題には困らず楽しく仕事ができます。

また、この仕事はコミュニケーションがとても大切。
音楽についてもそうですが、お互い刺激を受けながら、日々成長していくことが大切なお仕事です。」

あの聖歌隊や演奏者のバイトがあるなんて意外でした！
自分の特技を活かして、人の晴れ舞台を彩るという、とても魅力的なお仕事ですね。

聖歌隊のように歌を歌うバイトをすることになったら、喉のケアを忘れないようにしましょう。

特に春・秋の結婚式シーズンは忙しい時期ですから、日ごろの意識が大切です。

【スキルアップ】挙式や披露宴の音響・ライティング演出

▼まさに裏方バイト！ スポットライトを当てる側のお仕事内容！▼
「結婚式・披露宴で、音響・照明などの演出を行うバイトです。

決められたタイミングで決められた音楽を流す、スポットライトを当てる、カラオケのナンバーを入力、楽器のセッティング、ドライアイスの用意などさまざま。

土日祝のみのバイトなので、社会人になってからも続けることができました。」

▼いいタイミング、ベストな音量……音響スキル・演出力がup！▼
「マイクケーブルの巻き方や、楽器のセッティングなど、音響関連の知識・スキルが身につきます。

どのタイミングで、どの音量の音楽を流すと綺麗か、など演出力も身につきます。」

音響・ライティングは本番一発勝負。
タイミングや音量をミスしないよう、本番中は全神経を集中させていなければなりません。

常に緊張と向い合せの仕事ではありますが、このバイト経験を積むことで自然と集中力や責任感が身につくはず。

タイミングを読むスキル・演出センスなどは、将来クリエイティブなお仕事をしたい人や、芸能界に携わるお仕事をしたい人には、ぜひ欲しいスキルですね。

ブライダル・ウェディングバイト体験エピソード集のまとめ

定番のホールスタッフバイトから、余興代行や聖歌隊など意外性のあるバイトまで……おすすめディスカバイトに寄せられたブライダル・ウェディングバイトの経験者の声を紹介してきました。
いかがでしたか？

意外と幅広いブライダル・ウェディングバイトの世界。
ここでご紹介した以外にも、ブライダル・ウェディングバイトにはもっと掘り出し物のレアバイトがあるかもしれませんね！

関東で人気の結婚式場エリアは、表参道・お台場・豊洲など。どちらも駅からのアクセスが良好なので、通勤もラクラクですね。

少しでも興味のある方は、ぜひブライダル・ウェディングバイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。

バイト／仕事を楽しむキャリアマガジン『Career Groove』では「バイトの経験が人生でとても役に立った！」という会社の社長、研究者、アスリートなど、社会で活躍するさまざまな社会人を取材しています！

人生のセンパイたちから社会に生きる術を、学んでみませんか？
『総力取材！リーダーインタビュー』