「暇なバイト＝楽」はウソ！ 暇だからこそツラいこと

お金を稼ぐのは大変なことです。それはわかっていても、つい「楽にお金が手に入ったらなぁ」と思ってしまうのが人間です。

暇なバイト先なら楽にお金が稼げるのでは……なんて安直に考えていませんか？それは間違った認識です。暇なバイト先には暇ならではのつらさがあります。

暇なバイト先で働くうえでつらいことって、どんなことでしょうか？

時間が流れるのが遅すぎる！

新宿・渋谷・池袋など大きな街のお店ではありえないことですが、小さな街のDVDレンタルショップの深夜シフトに入ると、来店するお客さんの数が非常に少ないことがあります。

いつ来るかわからないお客さんのために勤務するバイトの体感時間は長く、10分間が1時間に、1時間が10時間にも感じられるのです。

バイトが始まったばかりの時間帯には、暇すぎる苦痛に耐えかねて、無理やり散らかった所を見つけて整理整頓をしてみたり、時間を有効に使おうと無理にでも仕事を探し、流れるのが遅すぎる時間に立ち向かおうとします。

しかし、見つけられる仕事の数は限られているため、やがて接客以外に全くやることがなくなってしまう時が来るのは確実です。「こんなに暇なら帰ってもいいんじゃないのか？」という疑問が生じますが、シフトの時間はまだまだ終わりません。

そうなれば、ひたすらに時間が早く過ぎるのを祈り続けたり、暇すぎて押し寄せる眠気と戦ったりしながら、来るのか来ないのかすらわからないお客さんを待ち続けることになります。

忙しい現代で「何もしない時間」は贅沢といわれることもありますが、いくら暇とはいえバイト中ですから、思う存分「暇」を満喫できないところが何よりつらいところです。

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聞き続けると苦痛なエンドレス店内放送

コンビニなどチェーンのバイト先では店内放送を流しています。店内放送で流れるのはそのチェーンに関する情報だけではなく、アーティストの新曲プロモーションとしてのトークも流していることも多いですね。

「今度の新曲は夏の曲なんですが、○○さん、忘れられない夏の思い出はありますか！」
「高校生の時に湘南の海でデートして告白したことです！」

などの明るいトークは、適度に忙しい時には聞き流せるのですが、暇な時間帯に幾度となく聞き続けるとだんだん苦痛になってきます。

キラキラした夏の思い出を語るアーティストのトークと、誰もお客さんがこないコンビニでポツリとバイトしている自分の境遇はあまりにもアンバランスすぎて、暇すぎて下がりきっているテンションの下落にさらに拍車をかけます。

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暇であることを誇れるバイト

警備員のバイトやプールなどの監視員のバイトは、異常事態や事故が起こった時のために配置される業務です。非常事態や事故はなかなか起こらないものなので、業務は「見守る」こと中心になるのですが、これをとても暇だと感じる人は多いようです。

いくら暇とは言っても、もともと非常事態や事故は起こらないほうが良い、という前提なので、暇だと感じるのは平和で望ましい状態である証拠です。

ときには「何かいつもと違うことが起こらないかな～」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、暇であることこそがあなたがバイトを全うしている証拠だと思いましょう。

以下の記事では警備員のバイト体験談を紹介しています。あわせて参考にしてください。

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暇なバイトはつらさが伝わりにくい

バイトへ行くたびにつらすぎる暇な時間と戦っているというのに、仕事がなくて暇、と周りに言うと楽なバイトだと勘違いされがちです。忙しすぎて大変なバイトに比べると、暇すぎて大変なバイトはつらさが説明しにくいのです。

そういった意味でも暇なバイトは孤独との戦いです。多くの暇なバイトをがんばる人たちは、目立たないように体を鍛える、夢中になれる考え事をする、心を無にする、など独自の暇のつぶし方を編み出しているはずです。

暇すぎてつらいバイトをしている人がいたら、どうやって耐えているのか聞いてみるとおもしろい答えが聞けるかもしれません。

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