学生や主婦に人気！ セレモニースタッフ・葬儀屋バイトの仕事とは

「セレモニースタッフのバイトってどうなの？」

葬儀のサポートをするセレモニースタッフのバイトに興味を持つ人は少なくないでしょう。仕事内容や給料相場など、気になりませんか？

ここ数年、街中で「葬祭会館」をよく見かけるようになりました。その理由は大きく分けて以下の2つがあると考えられています。

●高齢化が進んでいること
●都市部への人口集中で “寺離れ” が進んでいること

そのため葬儀の件数は増えているのに、葬儀をサポートするスタッフ、いわゆるセレモニースタッフは十分に確保できていないといいます。これにはやはり “葬儀” というもののイメージ的な問題があるからでしょう。

そこでこの記事では、セレモニースタッフのバイト事情について解説していきます！ 人材不足だからこそ、セレモニースタッフは高待遇かつ高収入を得られる “オイシイ” バイトであることもまた事実なのです。ぜひ参考にしてくださいね。

【目次】
1. 仕事内容
2. 給料、服装などの基本情報
3. きつい面
4. 応募方法
5. さいごに

セレモニースタッフ・葬儀屋バイトの仕事内容

まずは、セレモニースタッフの基本情報である仕事内容を解説していきます。自分に務まりそうな仕事かどうかチェックしてください。

▼葬儀にまつわるバイトは役割分担されている▼

葬儀屋でバイトをする場合、さまざまな仕事内容があるため、職種がいくつかに分かれています。バイトの求人情報でよく見かける職種例を4つ紹介してきましょう。

■式場スタッフ（セレモニースタッフ）

葬儀進行のサポートがメインの業務。緊張している人や、動揺しているような参列者がいたら、「お席までご案内します」「お手伝いしましょうか？」と積極的に声をかけましょう。細やかな心配りと気遣いが大切な仕事です。

式場スタッフは葬儀のサポートといっても、さまざまな作業があります。

たとえば、

●御礼状の袋詰め
●焼香時や着席の誘導
●御礼品のお渡し
●棺内に詰める生花の配布
●出棺時の誘導
●葬儀前後のホールの清掃業務

などの業務があるでしょう。

■配膳スタッフ

通夜や告別式に出す食事の配膳のほか、準備や片付け、お茶出しなどを簡単な業務が中心。ホールスタッフの経験者は難なくこなせるでしょう。ただし、言葉づかいや立ち振る舞いは一般的なホールスタッフと異なります。親族や参列者に向かって、笑顔で「またお越しください！」なんて言えば失礼ですよね。葬儀ならではの作法を守るよう気をつけてください。

⇒配膳系のバイト求人情報一覧★
※リンク先は、アルバイト情報サイト『おすすめディスカバイト』における「東京都」での求人情報です。条件を変更すればほかの都道府県も選べます。

■生花スタッフ

祭壇に生ける生花や供花の発注や搬入、会場に設置が主な業務です。時には、花籠づくりを担うことも。花好きな人にオススメの職種です。

■ドライバー

霊柩車の運転・遺族の送迎・葬祭用品の配送など、ドライバー業務を行うスタッフです。普通免許が必須で、AT限定でも問題ありません。必要な免許については、応募を検討している求人情報を確認してください。

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▼セレモニースタッフに向いているタイプ▼

セレモニースタッフ・葬儀屋のバイトでは、この仕事ならではの向いているタイプがあります。それは以下の2つ。

■細やかな配慮、心配りができる人

セレモニースタッフは、葬儀を滞りなく進行することが重要な任務。滞りなく運べれば、遺族から感謝されるなどやりがいを感じられるでしょう。

葬儀の最中に取り乱してしまう遺族や、具合が悪くなる参列者は珍しくありません。そういった時は素早く状況を察知してサッと寄り添い、「あちらで少し休みましょう」と優しく案内してください。

バイト中は、何かあればすぐにフォローできるよう、常に周囲へ目を配らなければなりません。臨機応変に素早く対応できるスキルが求められるのです。

■精神的に “強い” 人

やはり「人の死」に立ち会う仕事ですから、悲しみの現場に居合わせることになります。 とはいえ、アルバイトスタッフまでもが参列者に混じって落ち込んでいるわけにはいきません。

バイト中は「私はあくまでここのスタッフ。遺族ではないのだから！」と、自分に言い聞かせておくことが大切。「とにかく式をスムーズに進行させることに集中、集中――」。こういった強い気持ちをしっかり保てる人が、セレモニースタッフに向いているということです。

▼バイトの立場とはいえ粗相は許されない▼

新人アルバイトは、葬儀の司会進行や式場アナウンスといった難しい業務を任されることはないでしょう。葬儀の進行に深くかかわる業務は、社員や専門業者のプロが担当するからです。

とはいえ、葬儀の現場ではいかなる場面でも粗相がないように注意を払わなければなりません。遺族や参列者からすれば、社員であるかアルバイトスタッフであるかは関係ないこと。大切な人を失った直後ですから、新人のミスを寛容な心で許す余裕がないかもしれません。

こういった現場だからこそ、葬儀にふさわしい立ち居振る舞いや言葉づかい、マナーが大切。初めはわからなくても、先輩の動きや言葉づかいをしっかり観察していれば、身につけることができるでしょう。「バイトだから――」と甘えていてはいけないのです。

セレモニースタッフ・葬儀屋バイトの基本情報！ 給料、服装、休みは？

この章では、セレモニースタッフの給料事情や休日、バイト中の服装といった基本情報をお届けしていきます。番外編として、セレモニースタッフのバイト面接に適した服装も紹介しますよ！

▼セレモニースタッフは時給1,000以上の求人多数▼

実際に葬儀屋でバイトしていた経験者から給料について教えてもらいました。

葬儀屋バイトの給料は時給1,000円以上と高額な場合が多いです。この男性のように時給1,800円は、学生ができるバイトのなかでも高時給な部類ではないでしょうか。

今回の調査で見つけた求人情報のなかには、時給4,000円という案件もありました。経験やスキルによって給与額に幅があるようですが、経験を積めば高収入なバイトになる可能性は大いにあります。

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▼葬儀屋バイトは「友引」が休み▼

葬儀屋の休みについては、土日祝は関係なく「友引」になります。

繁忙シーズンは12～翌2月ごろの冬と8月のお盆です。

勤務形態は固定制ところもあればシフト制のところもあります。

⇒シフト制のバイト求人情報一覧★
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▼セレモニースタッフの身だしなみ▼

故人を見送るという仕事柄、派手な染髪やネイルはNGです。おごそかな雰囲気にふさわしい身だしなみを心がけましょう。

髪は黒髪でひとつに結わえ、前髪は目にかからないように耳にかけてください。

服装に関しては、会社から黒いスーツと白い手袋などを制服として貸し出されるケースが多いよう。しかし、以下のようなものは自分で用意しなければなりません。

シャツに関しては会社によって貸与してもらえる場合もあります。

▼番外編：セレモニースタッフの面接時の服装▼

セレモニースタッフのバイト面接へ行く際は、スーツ姿が相応しいでしょう。指定がある場合は、それに従います。面接の日程を決める際、採用担当者に「面接当日の服装に関して、どのような格好で伺えばよろしいでしょうか？」と確認を取っておけば間違いありません。

こちらの記事もチェック！
■バイトの面接にスーツを着るべきか問題

セレモニースタッフ・葬儀屋バイトのきつい面

時給よし、制服貸与ありで、待遇面は文句なし！

……でも、葬儀屋バイトにはきつい面もあるようです。

▼最もきついのは、やっぱり精神面▼

悲しみに暮れた遺族と日々向き合うことでエネルギーを取られ、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいがち。感情移入しやすい人に、このバイトは向いていないかもしれません……。

反対に「仕事は仕事！」と割り切って、気持ちに区切りをつけることができる人なら、問題なくこなすことができるでしょう。

▼意外と力仕事が多くてきつい▼

セレモニースタッフのバイトでは、力仕事が多いということを心得ておきましょう。棺・祭壇・花祭壇など葬儀に使われるものは大きく重たいものが多いですし、屋外での作業もあります。

こちらの経験者がいうには、「夏はとくにきつい」ようです。

体力に自信がない人には、辛いバイトになるかもしれません。

力仕事に自信がない人には、以下の記事で紹介しているバイトがオススメです。
■マイペース＆コツコツバイト7選

セレモニースタッフ・葬儀屋バイトは一年を通して応募可能

セレモニースタッフのバイトは一年を通して求人情報が出ていますから、いつでも仕事を始められるでしょう。繁忙期の冬には、急募でスタッフが募集されるケースもあります。応募する際は、求人サイトで検索する方法が一般的です。

また、「メインで葬儀屋はちょっと……」という人には、Wワークとして働くという方法がオススメ。高収入の案件もあるセレモニースタッフのバイト。「効率よく稼ぎたい」というフリーターや主婦（夫）にもピッタリの副業かもしれませんね！

⇒WワークOKのバイト求人情報一覧★
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さいごに

セレモニースタッフ・葬儀屋のバイトについて解説してきました。いかがでしたか？

セレモニースタッフは参列者の心情をくみ取り、細やかな配慮や気配りができるスキルが求められます。また、ご遺体と対面することもありますから、やはり精神的に強くなくては務まりません。時給の相場が高いのも、うなずけますよね。

決して楽なバイトではないかもしれませんが、一生モノの貴重な経験が積めることは間違いありません。セレモニースタッフとして働くことで、命の尊さや周囲の人とのつながりについて、深く考えるきっかけにもなるのではないでしょうか？

「人の最期を見送る」セレモニースタッフは、お金に変えられない職業といえるでしょう。

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