【南国リゾバ】理想と現実のギャップ!?南の島でバイトするときの注意点
はじめに
みなさんは「南の島で住み込みバイトをする」といえば、どんな生活を想像しますか?
早朝はビーチでサンライズを見て、午前中はエメラルドグリーンの海でサーフィンやシュノーケリング。
日中は大自然に囲まれて森林浴をし、暗くなる前にビーチに戻りサンセットを眺める――なんて、休暇の過ごし方ばかり想像していませんか?
南の島には、心身ともにリフレッシュできる観光スポットが目白押しです。
都会では体験できない澄んだ海でのマリンスポーツや、自然が生みだしたスピリチュアルな風景など……そんな環境での生活を想像するとワクワクしますよね。
ですから南の島でのリゾートバイトを想像した時に、ついつい観光を中心に考えてしまい “アルバイト” という本分を忘れてしまうのも無理はありません。
そして「絶景スポットやパワースポットがある」と国内で特に人気を集めているのが南西諸島です。
南西諸島とは、鹿児島県の南西に位置する島や、沖縄本島を含む沖縄県の島々のことです。
冬でも温暖な気候の南西諸島は、まさに日本にある南の島。
夏と冬の気温差は日本で1番小さいと言われ、真冬でも10度を下回ることはほとんどありません。
そんな南西諸島でのリゾートバイトは、「気軽に南国生活を体験できる」と20代~30代を中心に人気を集めています。
しかし今回Career Grooveがご紹介したいのは、その沖縄や鹿児島を含む南西諸島でリゾートバイトをするときの注意点です!
出発前にバカンスのようなイメージばかりを膨らませてしまうと、いざ現地での生活が始まった時に “理想と現実のギャップ” で、苦悩するかもしれません。
南西諸島で募集のあるリゾートバイトの職種も一緒にご紹介しますので、リゾートバイトに挑戦してみたい人、これから出発が決まっている人、南西諸島への移住を考えている人も、ぜひ参考にしてくださいね。
沖縄・鹿児島(南西諸島)でリゾートバイトをする時の注意点
それでは南西諸島での生活を目前にした時に知っておきたい6つの注意点をご紹介していきます。
島での生活は、都会暮らしに慣れてしまっていると想像もできない現実があるかも。
順番にチェックしていきましょう。
▼【注意1】24時間営業のコンビニがない!▼
鹿児島から高速艇で約2時間半の場所に位置する屋久島を例に見てみましょう。
ちなみにこの屋久島は、ジブリ映画『もののけ姫』の舞台モデルとしても人気がある島です。
現在屋久島にあるコンビニは、都会でよく見かけられるファミリーマートやセブンイレブンといった大手コンビニチェーン店ではなく、個人経営のコンビニのみです。
そのため大手のコンビニチェーン店とは違い、年中無休の24時間営業ではありません。
屋久島のコンビニの営業時間は、朝は早くて7時頃から、夜は遅くても23時頃までなんです。
また、大手のコンビニで当たり前のように設置されているコンビニATM。
時間を気にすることなく、自分のタイミングで利用ができることで、今では私たちの生活に欠かせない存在となっています。
しかし、残念ながら屋久島のコンビニにはATMは置いてありません。
そうなると「どこでお金を下せるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
屋久島のガイドによると、現在屋久島では、鹿児島銀行か農協でATMの利用ができます。
それらのATMの営業時間は全日19時までとなっているので、お金が必要な時はあらかじめ用意するなど、早めの行動を心がけましょう。
▼【注意2】 南の島の虫は大きい!▼
近頃は虫に免疫のない人も多いのではないでしょうか?
かくいう筆者も山育ちではありますが、虫は大の苦手です。
そんな虫嫌いの人からすると想像するだけでも恐ろしいかもしれませんが、南西諸島では南に行けば行くほど、虫が大きいと言われています。
気密性の高いリゾートホテルや、築年数の浅い建物には虫の出現が少ないですが、勤務先がそのような建物でも、寮がきれいな建物とは限りません。
古い建物の寮だと、害虫の出現率もあがるのです。恐ろしいですね……。
虫が苦手な人は安心して生活できるよう、殺虫剤や虫刺され用の薬を用意して、防虫対策をしっかりしましょう。
▼【注意3】解放感からハメを外しちゃう人多発!?▼
年間を通して温暖な気候の南西諸島では、早いところで3月中旬から海開きが始まります。
なかには肌の露出が増えることで解放的に感じて「いつもより大胆な行動を取れるような気がする!」という気分になる人もいるのではないでしょうか?
ついハメを外しておバカなことをしたくなったとしても、一旦は冷静に考えてみるのが良いでしょう。
「人に迷惑をかけないかな?」
「黒歴史にはならないだろうか……。」
せっかくの南国リゾバですから、楽しい思い出でいっぱいにしたいですよね。
そうは言っても、解放感があることは一概に悪いことではありません!
おすすめディスカバイトに寄せられた南国リゾバ経験者の意見のなかには、こんなエピソードがありました。
●「観光客の方も解放感のためか、よく話しかけてくれました。」(30代女性)
●「一緒に働いている仲間同士で恋愛関係にもなることもあります。」(30代男性)
このように南国リゾート地では、都会より人と出会う・話す。そんな機会が多いのかもしれません。
友だち作りや恋人探しも、普段よりスムーズに進むのではないでしょうか。
▼【注意4】お金を貯めることが目的なら、南は避けろ!▼
南西諸島はほかの地域に比べると、同じ職種でも時給が200円ほど低い傾向にあります。
その理由は定かではありませんが、物流にコストがかかるためか、ほかの地域よりも低く時給が設定されていることが多いんです。
では200円の差があると、どの程度お給料に違いが出るのか、時給850円の場合と、時給1,050円の場合を比べてみましょう。
<時給850の場合>
● 850円×8時間(実働)×22日(1ヶ月の勤務日数)=149,600円
<時給1,050円の場合>
● 1,050円×8時間(実働)×22日(1ヶ月の勤務日数)=184,800円
1ヶ月のお給料の差は、35,200円です。 3ヶ月のバイト期間だと、なんと約10万円の差が……!!
もちろん南西諸島のリゾートバイトでも、ほかの地域と同じように宿泊費や光熱費、食費などの生活費はほとんどかかりません。
そのため日ごろからムダ遣いをしないように心がけていれば、南西諸島のリゾートバイトでも貯金をすることは可能です。
「同じ仕事内容なのに時給が低い」ということは、大きなデメリットに思うかもしれませんが、お金に換えられない魅力があるのも事実。
南西諸島ならではの、絶景が見れたり、自然を感じられるなど、大きな虫に遭遇したことだって、のちにいい思い出として笑い話になるかもしれませんね。
▼【注意5】忙しすぎて遊ぶチカラが残らない!▼
新しいバイトを始めた頃は、慣れない作業ばかりで覚えることがたくさんあります。
一日のバイトが終わると、疲れきってすぐに寝てしまうということもあるでしょう。
また繁忙期は、一日中施設内をあちこち駆けずり回り、重たい荷物を運んで、毎日汗ダクということも……。
休憩時間が4時間ほどあっても体を休めることが先決で、周辺を散策する元気が残っていないかもしれません。
特に1週間ほどの短期のバイトだと、バイトに慣れてきた頃に雇用期間が終わってしまします。
そのため、バイトの合間に観光スポットを満喫しようと思っていても、その時間を取ることができない可能性も出てきます。
南西諸島での生活を満喫したいなら、短期のバイトよりも1ヶ月以上の契約にするか、経験のある慣れた職種を選択することをオススメします。
▼【注意6】持ち出しNGの植物や立ち入り禁止の場所がある!▼
<持ち出しNGの植物について>
南西諸島には、国内でもほかの地域に持ち出してはいけない植物があります。
その移動規制のある植物の一例が、『サツマイモ』や『アサガオ』。
「どこにでもある普通の植物じゃん」と思いますよね?
そんな身近に感じる植物でも、移動規制にされているものには、まだほかの地域に発生していない病害虫が潜んでいる可能性があるんです。
もし検査や消毒を行わず、ほかの地域に持ち込んでしまうと、農作物に多大な被害を与えるかもしれないのです!
また、その被害は一部地域だけでなく、国内全域に広がる可能性も。
そうした理由から、親しみのある植物でも島の外には “持ち出し禁止” とされているものがあるんです。
島に行く際には、事前に移動規制植物のリストをチェックしておくと良いでしょう。
<立ち入り禁止の聖地について>
南西諸島の島々では、その地域ごとに「古くからの言い伝え」が現代まで語り継がれています。
そして島民たちは、今もその言い伝えや、島にいる神様を大切に思っています。
神様をお祭りする聖地を沖縄では『御嶽(うたき)』と呼びますが、そのような祈りの場は南西諸島の島々の各地で見受けられ、観光スポットにもなっています。
しかし御嶽のなかには、神女([しんにょ]/女神のこと)以外は立ち入り禁止、男性立ち入り禁止など、言い伝えにのっとった独特のルールがあるところも。
そのような場所では、なかに踏み入らず、入り口付近で拝礼するのがルールであり、マナーでもあります。
休日に島を散策する時は、現地の人に立ち入り禁止の場所がないかを聞いたり、自分で前もって調べたりして、マナーを守って島での生活を楽しみましょう。
沖縄・鹿児島(南西諸島)で募集のあるリゾートバイトの職種一覧
前に述べた注意点を見て「すべて承知の上で南の島の生活がしたい!」と思ったあなた!
次は南西諸島で “あなたに合う職種”の募集があるか、チェックしていきましょう。
時給相場、勤務時間などと一緒にご紹介していきます。
★客室清掃(ルームキーパー)★
時給相場:700円ほど
勤務時間:06:00~24:00(うち8時間程度)
<仕事内容>
客室の掃除機、雑巾がけ、ベットメイキング、洗面台やお風呂場の清掃、窓ふき、グラス磨き、廊下の清掃などいたるところをピカピカにし、客室のセッティングをします。ここで身につけた技術は、普段の生活の役に立つという声も!
★飲食店のスタッフ★
時給相場:720円~800円ほど
勤務時間:10:00~24:00(うち8時間程度)
<仕事内容>
ホールスタッフは注文を聞いたり、料理やドリンクを運んだりします。観光地ならではのショーのあるお店では盛り上げ役になることも。
調理スタッフは仕込みや盛り付け、洗い物など、一般的な調理スタッフのバイトと同じです。
★リゾート施設のレストランスタッフ★
時給相場:720円~800円ほど
勤務時間:05:00~22:00(うち8時間程度)
<仕事内容>
バイキング会場のセッティングや料理の補充、片付け、清掃などがあります。料理を盛り付けたお皿や鍋は、結構な重量があるので力仕事になる場面もあります。
★ホテル・旅館での宿泊業務★
時給相場:800円~950円ほど
勤務時間:05:00~22:00(うち8時間程度)
<仕事内容>
フロント業務やレンタカーの受付、お客様の食事の準備、売店での接客、清掃などがあります。また、お子様が熱を出した時はフロントから近隣の小児科へ連絡・ご案内する、虫が出た時は殺虫剤で処分するなど、お客様からの要望があれば臨機応変に対応します。
★スナックのホステス★
時給相場:1800円~2000円ほど
勤務時間:20:00~1:00
<仕事内容>
来店されたお客様におしぼりを渡して、注文を聞きます。そのあとはお酒をつくったり、会話を楽しんだり、カラオケをセットしたりとお客様をおもてなしします。難しい業務も少なく高時給なので、人と関わることが好きな人や、お酒と上手に付き合える人にはオススメです。
南国でリゾートバイトをする時の注意点まとめ
南の島でリゾートバイトするときの注意点や、募集されている職種の紹介でした。
いかがでしたか?
注意点を読んで「南の島に幻滅した~」なんて人もいるかもしれません……。
しかし南西諸島には、それらの注意点やデメリットを覆すほどの魅力があるのも事実。
「時給が低いくらい、虫が出るくらい、体力勝負の作業くらいへっちゃらだ~!」
と思えるなら、ぜひ沖縄など南国のリゾートバイトに挑戦してみてくださいね。
きっと、息を飲むほどの絶景や、島民の心の暖かさ、島ならではの質素な生活の経験は、あなたの人生の貴重な財産となること間違いなしです。
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