美術館バイトに向けて感性を磨こう!都内の風変わりな美術館3選
◯◯の秋、という言葉が多く聞かれるこの季節。スポーツの秋、食欲の秋、そして芸術の秋。特に東京都内は美術館や博物館、アートギャラリーなどが数多く存在します。
そこにいるスタッフはバイトを含めて皆、学芸員の資格を持っていると思ってはいませんか? 実は、資格がなくても美術館で働けることがあります。とはいえ、美術館で働くのであれば芸術に関する感覚はあったほうがよいのは確か。
そこで今回は感性を磨けるかもしれない、東京都内のちょっと変わった美術館から、資格なしで働ける美術館のバイトまでを紹介します。
既知の感覚に惑わされる!?おもしろ美術館【東京都編】
・錯覚美術館(東京都千代田区神田)
Photo By go7o「計算錯覚学」という、錯覚を数学的に研究する分野があります。その分野の研究結果を錯覚を通して体験できる美術館が、都営地下鉄新宿線小川町駅、東京メトロ丸ノ内淡路町駅から徒歩1分の場所にある「錯覚美術館」です。
この美術館は明治大学のある研究室が運営しているもの。毎週土曜日にしか開館しない、レアな美術館なのです。しかも嬉しい入場無料!
来場者からは「わかっているのに騙されてしまう」「だまされるのがもはや気持ちいい!」などの声が多数。しかしこの美術館、2015年12月26日で閉館してしまうそう。気になる方は閉館前に行ってみてはいかが?
・東京都現代美術館(東京都江東区三好)
Photo By Kentaro Ohno東京メトロ半蔵門線清澄白河駅から徒歩で約10分の「東京都現代美術館」は、現代美術に特化した美術館です。収蔵作品は約4,800点にものぼります。
この美術館の最大の特徴は、約10万冊もの美術関連図書を所蔵する美術図書室が併設されていること!美術について教養を深めたい方は必見です。美術館バイトに向けて、展示を見たあとに図書室で作品や作家の知識を深める……なんてことができたら素敵ですよね。
また、こちらはカフェも併設されているので、カフェでバイトもできちゃうかも?
・東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園)
東京メトロ東西線竹橋駅より徒歩3分にある近代美術をメインに扱う美術館です。この美術館では2015年12月23日まで、画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の全所蔵作品を公開している「MOMAT展」を開催しています。
また、藤田嗣治の生涯を題材にした映画「FUUJITA」が2015年11月14日より全国で公開予定なので、映画を見る前、見た後に「MOMAT展」を鑑賞するのも一興ですね。
東京国立近代美術館では、ミュージアムショップでオリジナルグッズを販売しています。ショップでのグッズ販売のバイトは学芸員等の資格がなくてもできる場合がほとんどなので、求人を探してみてはいかがでしょうか?
資格なしでもOKな美術館バイトはどういうのがあるの?
美術館で働いている人というと一番に思い浮かべるのは学芸員です。学芸員は、大学等で所定の単位を取得するとなることができる職です。では、資格がないと美術館では働けないのかというと、そんなことはありません。
たとえば、美術館の施設内外の警備員、館内受付(チケット販売)、特別展の会場設営・撤去、ミュージアムショップの販売員などは学芸員の資格がなくても可能です。また、有名な美術館になると外国人観光客が多く来場するため、英語を活かせるバイトでもあります。
特別展の設営・撤去、特別展の展示室内の案内係のバイトなどは、短期かつ募集人数が多い場合がほとんど。そのため短期でいいから美術館でアルバイトをしたい人は、特別展を狙って求人を探すのもよいでしょう。
芸術の秋、美術館で感性を磨かない?
普段は忙しさなどでなかなか足を運ぶ機会のない美術館。都内には今回紹介した3館以外にも、様々な特色を持つ美術館があります。
友達や恋人と行くもよし、ひとりでまったり過ごすのもよし。そんな美術館で、感性を磨いてみませんか?