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テープ起こしが速くなる3つのコツでバイト・在宅ワーク初心者も速度アップ

 テープ起こしをスピーディーにこなすコツ

テープ起こしは「文字起こし」ともいい、会議やインタビューの録音音声をパソコンに入力して文字データに変換する仕事。単純作業なので在宅ワークやバイト初心者に人気があります。

しかし、初心者が挑戦しやすいといってもコツを知らないと作業に長時間要します。いくら簡単な作業でも、ひとつの仕事に長時間かかっていては、まとまった収入につながりません。

この記事では、テープ起こしを始める前に必要な準備やスムーズに仕事をこなすコツ、守らないといけない心得を解説。長時間かかっていた入力時間が短縮できるようになるでしょう! ぜひ、参考にしてください。

【目次】
1. テープ起こしの仕事を始める準備
2. テープ起こしのコツ① 起こす前に音声を通しで聞く
3. テープ起こしのコツ② 再生スピードを調整する
4. テープ起こしのコツ③ 聞き取れない言葉は印して後回し
5. 在宅ワークでテープ起こしの依頼を受ける際の3つの心得
6. まとめ

テープ起こしの仕事を始める準備

パソコンとヘッドホン

これから在宅ワークやバイトでテープ起こしを始める人は、まず専門用語と用意が必要なものを把握するところから始めましょう。

▼知らないとヤバい!テープ起こしの基本的な専門用語▼

まずは、テープ起こしの依頼を受ける際に必ず出てくる用語を押さえていきます。主なものは、

・ケバ取り
・素起こし(逐語起こし)
・整文

の3つです。それぞれの違いを理解してから仕事に取り掛かりましょう。

ケバ取り

音声データから、言いよどみや相槌、言い間違えなどを取り除いくことを「ケバ取り」といいます。話者の「えー」や「あっ」といった会話内容に関係ない言葉を省き、スムーズに読めるようにします。

テープ起こしでは、このケバ取りが主流。標準的な起こし方になるので覚えておきましょう。

素起こし(逐語起こし)

すべての音声データをそのまま文字に起こすことを「素起こし」または「逐語(ちくご)起こし」といいます。ケバ取りとは反対に、話者が言い間違えた言葉などもすべて起こさなければなりません。

整文

ケバ取りに加え、読みやすい文章に整える作業を「整文」といいます。具体的には、

・語尾や言い回しの修正
・助詞の補充
・“話し言葉” から “書き言葉” へ変更

といった調整を加えます。納品された文章をなるべく編集せずにWebや書籍へ掲載したいときに求められる起こし方です。編集スキルが必要なので、初心者向きではありません。

▼仕事を受ける前に用意する機器やソフト▼

テープ起こしでは機器やソフトを使います。通勤型のバイトの場合は用意されていますが、在宅ワークの場合は自分でそろえましょう。一般的に必要なものは以下の通りです。

用意するもの

自分専用のパソコン
イヤホンorヘッドホン(両耳タイプがおすすめ)
音声データ再生ソフト
静かに作業できる環境

テープ起こしの仕事では、情報漏洩を防ぐために他者と共有しているパソコンの使用が原則NG。家族と共有しているパソコンも避けてください。

また、以下の3つはテープ起こしに定番の無料再生ソフトです。どれか1つをダウンロードしてくださいね。

テープ起こし用無料ソフト

Okoshiyasu2(Windows)
テープ起こしプレーヤー(Windows)
CasualTranscriber(Mac)

※リンク先に進むとダウンロードできます。

そのほか、上記のソフトと併用してGoogleドキュメントの音声入力機能を使用してテープ起こしする方法も。精度が高いとはいえませんが、使いようによっては楽に作業できますよ。

テープ起こしのコツ① 起こす前に音声を通しで聞く

ICレコーダー

ここからは、テープ起こしのコツを紹介していきましょう!

1つ目のコツは、入力し始める前にすべての音声に耳を通すこと。なぜ、テープ起こしをする前に通しで聞いたほうがよいか解説していきましょう。

▼話者を聞き分けられるようになる▼

テープに複数人の音声が入っている場合、どのセリフが誰のものか分かるように明記しなければなりません。音声データを通しで聞くと、複数の話者がいても “今誰が話しているか” が聞き分けやすくなります。その際、それぞれの特徴をメモしながら聞くと、のちの入力がはかどりますよ。事前に登場人数を確認しておくとよりスムーズですね。

▼要点を整理できる▼

通しで聞くことによって、全体の要点が整理できます。トーク内容が分かるのでケバ取りや整文が進めやすくなりますよ。聞きながら、

・テーマ
・各自の意見
・結論

などの要点をメモしておきましょう。

テープ起こしのコツ② 再生スピードを調整する

タイピング

2つ目に紹介するコツは、再生速度の調整についてです。人が話すスピードに合わせてタイピングしていくには、相当な早打ちスキルがないとできません。具体的に解説していきましょう!

▼ゆっくり再生すると巻き戻しや一旦停止の手間が省ける▼

先に紹介した無料ソフトで再生するとスピードを調整できます。自分のタイピング速度に合わせましょう。タイムロスの原因となる “巻き戻し” や “一旦停止” をなるべく抑えられます。慣れれば徐々にタイピングが早くなっていきますよ。

▼タイピングが遅い人は区切りつつ書く▼

最初のうちは、速度調整してもタイピングが追い付かないことが一般的です。その場合、一言話し終えたら停止する――というように区切って書くことを意識してみましょう。たとえば、話者が息継ぎした瞬間、または会話の区切りなどで一旦停止して入力します。特に、聞きながら打つのが難しい初心者にはこの方法がおすすめです。

YouTubeなどの動画音声を文字に起こすなどの練習を重ねて、徐々にスピードアップしてください。

▼速度調整にプラスして楽にタイピングするコツ▼

テープ起こしをする際に、速度調整だけでなく、パソコンに備わっている “単語登録” 機能の活用をおすすめします。楽&速くタイピングができますよ。

具体的には、登場人物の名前やよくでるワードを登録します。たとえば、「田中さん」なら「t」、「渡辺さん」なら「w」を打っただけで変換されるように設定すると、格段に速く入力できます。

テープ起こしのコツ③ 聞き取れない言葉は印して後回し

聞こえにくい

3つ目に紹介するコツは、聞き取れない言葉についてです。テープ起こしをしていると、聞き慣れない言葉や聞き取れないワードが出てきます。なんと言っているか聞き取ろうと何回も再生と巻き戻しを繰り返していては、時間ばかりが経過……。なかなか前に進めません。

この章では、聞き取れない言葉への対処法を紹介していきます。

▼タイムスタンプを残して最後に穴埋めする▼

テープ起こしでは、聞き取れない言葉に固執してはいけません。一旦後回しにすると同時に、以下のような印とタイムスタンプを入れましょう。

【例】
テープ起こしでは、ケバ取りと●●(01:24:20)とも呼ばれる素起こし、整文の3パターンが主流です。

印やタイムスタンプの打ち方は、自分なりでかまいません。何時間何分何秒の箇所が聞き取れなかったかメモしてください。あとから見返した際に前後の文脈で入る言葉が分かる場合もありますし、ほかの発言時で聞き取りやすい音声が残っているかもしれません。

分からないところでいつまでも時間を使うより、まずはざっくりと終わらせることがテープ起こしのコツでもあります。

▼知らない用語が出たら検索して確認▼

テープ起こしする会話のなかで知らない用語が使われていることは珍しくありません。その場合、必ずその言葉の意味や表記を調べましょう。聞き取れたと思っていても、

・意味を調べてみたら前後の文脈にマッチしない内容だった
・漢字や英語の表記が間違っている

という可能性は十分。そのまま納品すると誤字だらけのデータになってしまいます。納品前に必ずセルフチェックしましょう。

在宅ワークでテープ起こしの依頼を受ける際の3つの心得

ポイント

在宅ワークで行うテープ起こしの依頼内容はさまざまですが、どのような案件でも必ず守らなければならないことがあります。

▼心得① 情報漏洩は厳禁!音声ファイルの内容を漏らさない▼

まずは、預かった音声ファイルの内容を漏らさないこと。友人や家族と話している際に仕事の話題になっても、音声ファイルの内容や、そこから得た情報は誰にも話してはいけません。まだ公になっていない情報が入っている可能性が十分あり、外部に漏れたことで問題になることもあります。

「これくらいは大丈夫」と自分勝手に判断せず、すべての内容を他言しないことを徹底してください。

▼心得② 依頼内容通りに仕事する▼

当たり前のことですが、依頼内容通りに仕事をすることは基本中の基本。素起こしを依頼されたのにケバ取りする、ワード形式を指定されているのにドキュメントで納品する――など、指示を守っていない場合は成果物を受け取ってもらえません。依頼内容は曲解せず、その通りに仕上げて納品しましょう。

・依頼を受ける前
・作業を始める前
・納品する前

の3つのタイミングで確認すればミスを防げそうです。

▼心得③ 納期を守る▼

さいごに重要なのは、納期を必ず守るということです。「1日くらい遅れてもいいや」という甘い考えで仕事していると信頼が落ちてしまいます。評価が下がり、在宅ワークでは致命的な “仕事をもらえない” という事態につながりかねません。もちろん、継続して依頼を受けることも無理でしょう。納品期限はしっかり守ってくださいね。

まとめ

テープ起このコツを解説してきました。さいごに、この記事で紹介したポイントをまとめます。

テープ起こしを始める前に「ケバ取り」「素起こし」「整文」を理解して必要なものを用意する

テープ起こしのコツ3つ
・起こす前に音声を通しで聞いて話者や要点を整理する
・再生スピードをタイピング速度に合わせる
・聞き取れない言葉は印やタイムスタンプをして後回しにする

依頼を受ける際の3つの心得
・テープの内容は他言せず情報漏洩に気をつける
・依頼内容通りに仕事をする
・納期を必ず守る

初めてテープ起こしをする際は必ず以上のことを頭に置いて始めましょう。初めてでもしっかりこなせれば「信頼できる人」という印象がつき、次の仕事につながりやすくなります。ぜひ参考にしてくださいね。

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