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バイトやパートが社会保険に加入する条件とメリット・デメリット

 バイトが社会保険に加入する条件やメリット

社会保険は、バイトやパートでも条件を満たせば加入義務が生じます。そうなれば、給料から社会保険料を天引きされるため、加入前よりも手取り額が減るかもしれません。手元に入金額が減ると、損した気分になる人もいるでしょう。アルバイターは本当に社会保険へ入ったほうがよいのでしょうか?

そもそも広義での「社会保険」とは、健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険と40歳になったら介護保険も加わり、この5つの保険の総称を指します。

学業や家事の合間にバイトやパートしている人が気にすべきなのは、狭義での「社会保険」。広義での社会保険のうち、主に健康保険と厚生年金保険のことを指します。こちらは、一定の条件になれば加入義務が発生するため、社会保険に入りたくない人は調整しながら働かなければなりません。

とはいえ、社会保険に入ったほうがよいか否かを判断できない人も少なくないのではないでしょうか?

この記事では、健康保険と厚生年金保険を指す狭義での「社会保険」について、わかりやすく解説していきます。加入義務が生じる条件やメリット・デメリットをきちんと理解して、自分はどうしたいか決めましょう。

あなたは当てはまる? 社会保険への加入義務が生じる条件

社会保険についてレクチャー

バイトやパートでも、条件をすべて満たせば社会保険に加入する義務が生じます。社会保険のなかでも健康保険・厚生年金保険へ加入する義務が発生する条件は以下の通りです。

社会保険の加入義務発生条件

週の所定労働時間と月の所定労働日数が正社員の4分の3以上ある
上記に当てはまらなくても、次の条件のすべてに当てはまる
・週の所定労働時間が20時間以上ある
・雇用期間が1年以上見込まれる
・年収106万(月収がおよそ88,000円)以上ある
・従業員が501人以上いる企業でバイトしている
・学生でない(夜間、通信、定時制の学生は除く)

2017年4月からは、「従業員が500人以下であっても、使用者が半数以上の労働者の同意を得たうえで管轄の年金事務所等に申し出れば、社会保険に加入できるようになる」というように適用範囲が広がりました。

参考:日本年金機構「適用事業所と被保険者
参考:厚生労働省「平成28年10月から厚生年金保険・健康保険の加入対象が広がっています!(社会保険の適用拡大)

社会保険に加入するメリット4つ

安心して働くために必要な社会保険

社会保険に入るかどうかを決めるため、「加入した時のメリットが知りたい」という方も多いでしょう。この章では、社会保険に加入した時に受けられる “恩恵” を紹介していきます。

▼【メリット①】出産やケガ、病気で働けない時には手当が出る▼

社会保険に加入していると、一部の現金給付が充実します。出産する時には「出産手当金」、「出産育児一時金」が支給されるケースも。また、ケガや病気になった時には「傷病手当」が支給されるケースもあるので、生活のために必要な報酬が受けられない場合でも安心です。

給付される金額の目安は、通常通り働いている場合に支払われる賃金の3分の2程度とされています。

▼【メリット②】将来受け取る年金の金額がアップする▼

社会保険に加入するメリットのひとつとして、将来受け取れる年金額がアップすることがあげられます。これは、全員が加入している国民年金に加え、在職中の給与額に基づいて計算される「厚生年金」を受け取れるようになるからです。

たとえば月収88,000円の人が社会保険に加入した場合、以下の表のように月々で受け取れる年金額が増えます。

加入期間

保険料

増える年金額

40年間

月額8,000円

月額19,300円

20年間

月額8,000円

月額9,700円

1年間

月額8,000円

月額500円

参考:厚生労働省「保険料と年金額のモデルケース

平均寿命が延びている現在、定年を迎えたあとの生活は長期にわたります。バイトができるうちに社会保険に加入していれば、年金を受給する年齢になっても安心で豊かな生活が送れるでしょう。

▼【メリット③】障害者になった場合は、より多くの年金が支給される▼

社会保険に加入している期間中に障害がある状態になった場合、月額約49,000 円の最低保障額が設けられた「障害基礎年金」に加えて「障害厚生年金」が支給されます。つまり、「より多くの年金を受け取れるようになる」ということ。社会保険は万が一の時の心強い味方になります。

▼【メリット④】会社が保険料を半分負担してくれる▼

社会保険料は会社が半分負担するので、自分で支払う保険料は半額で済みます。国民健康保険や国民年金の支払いを自分で行っている人は、自己負担する額が減りますね。

また、社会保険料はバイトの給料から天引きされるため、支払い忘れる心配もありません。

参考:政府広報オンライン「パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象が広がっています

扶養に入っている人は負担が増えるかも……社会保険のデメリット

社会保険のデメリットを考える

扶養に入っている主婦(夫)は、社会保険料の負担が増えるかもしれません。

たとえば、専業主婦の妻が正社員の夫の扶養に入っている場合、社会保険料は夫が負担している分だけ。妻は健康保険や年金保険料が不要です。

しかし、妻がバイトを始めて社会保険へ加入すれば、妻自身も健康保険や厚生年金の保険料を負担しなければならなくなります。この時、妻が社会保険料を支払うようになったからといって、夫が負担している社会保険料が減るわけではありません。

簡単にまとめると、以下の通りです。

専業主婦の妻が正社員の夫の扶養に入っている場合

・妻は夫の社会保険に ”被扶養者” として加入している
・この場合、妻の健康保険や年金の保険料はかからない

妻がバイトを始めて社会保険に加入した場合

・妻は自分で健康保険や年金の保険料を負担する
・妻が抜けたからといって夫が負担している社会保険料が減るわけでない
⇒結果、夫婦で支払う社会保険料が増える

参考:社会保険労務士事務所アクティブイノベーション「扶養家族が増えると保険料は増える?

扶養に入っている人は、自分も社会保険に入って保険料を各々で支払うか、社会保険に入らないほうがよいか、扶養者と相談して決めてください。

相談のうえで社会保険に加入しないと決めた人は、年収や労働時間を調整すれば社会保険加入義務を満たさなくて済みます。また、バイトしている企業の従業員人数などによっても加入条件を満たすか否かが異なるので、勤務先の情報をよく確認しておきましょう。

こちらの記事もチェック!
103→150万円の壁に改正! 扶養内外でバイトする時の基礎知識

さいごに

この記事では、健康保険と厚生年金保険を指す狭義での「社会保険」について解説してきました。

バイトやパートの場合は、条件を満たすと社会保険に加入する義務が生じます。また社会保険のメリット・デメリットもわかったのではないでしょうか。特に、扶養に入っている人は扶養者と話し合って、これからの働き方の方針を決めておきましょう。

社会保険に加入したくない人は、以下の記事を参考に短時間バイトを探してみてくださいね。

4時間以内のおすすめ短時間バイトを紹介!主婦・大学生・サラリーマン必見

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