バイトリーダーとは?役割や時給の変化、就活時の自己PR例、注意点を解説
「バイトリーダーになってくれない?」
バイト先の店長にこう言われて戸惑っている人は、ぜひこの記事を読んでみてください。何気なく引き受けると「こんなはずじゃなかった」と安定したバイト生活が激変する可能性も……。
これから解説するバイトリーダーの具体的な役割やメリット、注意点を参考に、よりよいバイト生活を送れるようになりましょう!
【目次】
1. バイトリーダーとは?主な役割を解説
2. バイトリーダーになると時給がアップする可能性
3. バイトリーダーの経験が就活の自己PRで活きる
4. 「うざい」認定回避!バイトリーダーの注意点4つ
5. まとめ
バイトリーダーとは?主な役割を解説
バイトリーダーとは、通常業務のほかにバイトスタッフを統括する役割を担っている役職者のこと。つまり、バイトスタッフの “まとめ役” です。同じバイトの立場である一般スタッフがお手本にしやすい存在となります。
任命タイミングは職場によってまちまち。入社数ヵ月で打診されることもあれば数年してから任される場合もあります。
では、バイトリーダーは具体的にどのような仕事をするのでしょうか? 一般的には以下のような役目を任される傾向があります。
●シフト表の作成
●新人スタッフの教育
●困っているスタッフのサポート
そのほか、誰がどの業務を行う――といった役割分担を行うことも。
なお、上記で挙げた役目はあくまでも一例です。店によってバイトリーダーの役割は異なるため、事前に店長へ確認しておくと認識の違いによるトラブルを避けられるでしょう。
次に、上で挙げたバイトリーダーの仕事を詳しく解説していきます。
▼バイトスタッフのシフト表を作成する▼
バイトリーダーはほかのスタッフのシフト表を作成します。希望の勤務日や出勤できない日を確認してシフトを組む仕事です。
シフトを組むときは、
・それぞれの希望に配慮する
・各々が契約している出勤日数を逸脱しないようにする
・繁忙期・繁忙時間に合わせて必要な人数を調整する
・個々のスキルを考慮して人数配分を決める
などに気を配らなければなりません。社会人に必要な “スケジューリング力” が身につくでしょう。どうしても人員不足の日ができる場合は、店長へ早めに相談してください。
▼新人スタッフの教育をする▼
新人スタッフの教育もバイトリーダーの役割のひとつ。“信頼関係を構築する力” を試されます。
指導する際は基本的な業務はもちろん、スムーズに仕事をこなすコツも伝えるとよいでしょう。新人が慣れるまで適切にサポートして働きやすい環境づくりをしてください。働きやすければバイトを長く続けてもらえます。店やあなたにとって戦力になる人材に成長してくれるかもしれません。
反対に、サポートを怠れば「働きづらい」といった理由ですぐに辞めてしまう可能性も。「仕事は見て覚えて!」といった投げやりな態度で接しないようにしてくださいね。
▼困っているスタッフのフォローをする▼
仕事で困っているスタッフがいれば、その問題を一緒に解決するように努めるのもバイトリーダーの役目。利用客からの質問に答えられずにいる人やミスをしてしまったスタッフがいればサポートしましょう。
バイトスタッフだけで解決できない問題があれば社員や店長に相談が必要です。トラブルの現場を乗り越えることで、“対応力” や “判断力” が養われるでしょう。
バイトリーダーになると時給がアップする可能性
バイトリーダーになると役割や責任が増える分、時給が上がる可能性があります。
実際に、アルバイト情報サイト『おすすめディスカバイト』へ寄せられた体験談のなかには「バイトリーダーになって時給が50円ほど上がった」という声がありました。これぞ、バイトリーダーを担うメリットですよね!
- 経験者の体験談
●「バイトリーダーになって時給が50円ほど上がりました」(20代/男性/コンビニ)
●「バイトリーダーに昇格して時給がアップしました!」(20代/女性/ガソリンスタンド)
企業によっては時給ではなく “リーダー手当” なるもので還元されることも。給与に手当が上乗せされ支給されます。
▼ほかのバイトスタッフと時給が同じ場合もある▼
リーダーになったら昇給するのはあくまでも “可能性” があるだけ。役割を担うことで必ずしも時給が上がるわけではありません。役職に関わらず「○時間以上の労働で昇給」など、企業によって規定が異なるためです。「給料に反映されないなら責任を担いたくない」という人は、引き受ける前に店長へ確認を取ったほうが無難でしょう。
とはいえ、バイトリーダーを担うメリットは金銭面だけではありません。1章で解説した通り、バイトリーダーの経験を通してさまざまなスキルを養えます。就活時の自己PR材料になるでしょう。次の章で詳しく解説していきます。
バイトリーダーの経験が就活の自己PRで活きる
バイトリーダーを経験すると、就活時の自己PRで活きるようなスキルを身につけられるでしょう。
大切なのは、「バイトリーダーをしていたこと」ではなく「バイトリーダーの経験を通して身につけたスキル」です。
たとえば、シフト作成業務で培った “スケジューリング力” があれば、目標に向かってやるべき業務を明確にし、適切な時間配分ができるでしょう。実績を上げるまでの最短ルートを見つけられるのではないでしょうか。また、新人教育で養った “信頼関係を構築する力” があれば、営業する際に力を発揮できます。
以下で、バイトリーダーを経験した人が就活時に使えるアピールポイントの例をチェックしていきましょう。
▼アピールポイントの例▼
- 就活で活きる自己PRポイント
●判断力
●対応力
●協調性
●コミュニケーション能力
●提案力
●リスクヘッジ能力
●状況把握力
●スケジューリング力
バイトリーダーを経験すれば、これらのうちどれかは身につくのではないでしょうか。面接を受ける企業がどんな人材を求めているかによって、アピールポイントを使い分けてくださいね。
▼具体的なエピソードを添えると印象に残る▼
先にも述べた通り、バイトリーダーを担ったこと自体をアピールポイントにしても意味がありません。それだけでは、あなたがどんな人物か伝えられないからです。
自己PRするときは、
① どのような経験から
② どのようなスキルを身につけ
③ どのような実績につながったか
④ そのスキルをどう役立てられるか
を伝えましょう。バイトリーダーならではの経験はたくさんできるはず。具体的なエピソードを添えることで、その情景が目に浮かび印象に残りやすくなりますよ。
「うざい」認定回避!バイトリーダーの注意点4つ
ここからは、ほかのバイトスタッフに「うざい」と思われないバイトリーダーの立ち振る舞いを4つ紹介していきます。何気ない行動のせいでバイト生活がやりづらくなった……とならないよう、心しておきましょう!
▼命令ではなく “お願い” する▼
バイトリーダーだからといって命令口調で指示をしてはいけません。「△△しなさい」「○○やっといて」ときつい口調で命令されると、誰でもいい気持ちはしないもの。そもそもリーダーであって上司ではないので、命令すること自体おかしいことなんです。役割分担をする際は「○○をお願いしてもいいですか?」と依頼するようにしましょう。
▼マイルールを押し付けない▼
職場の規則ではないような「○分前の出勤は当たり前」など、自分が勝手に決めた “マイルール” を押し付けるのはよくありません。スタッフが困惑する原因になるとともに、「自己中心的でうざい」と思われる可能性があります。
何かを提案したいときは、理由を説明したうえで意見を求める姿勢が大切。また、集団の前で発言しづらい人がいることを想定して、個別に意見を伺ってみる――という配慮も必要です。
▼大変な仕事は率先してこなす▼
大変な仕事を人に押し付けて自分は楽ばかりするようなバイトリーダーはうざがられます。面倒な仕事ほど率先してこなすことで、周りのスタッフが感化され協力し合える人間関係をつくれるでしょう。
▼困ったときは素直に頼る▼
大変な仕事を一挙に引き受けるとパンクします。まとめ役のバイトリーダーが機能しなくなると、職場全体がまわらなくなってしまうでしょう。困ったときには素直にほかのスタッフに頼り、皆で店をまわせるように調整してください。
まとめ
この記事で解説してきた内容をまとめて再確認していきましょう!
バイトリーダーは、通常業務のほかにバイトスタッフを統括する役割。以下のような役割を担うことがあります。
・シフト表の作成
・新人スタッフの教育
・困っているスタッフのサポート
役割を担うことで時給がアップしたりリーダー手当が付いたり給料に反映される可能性があります。しかし、企業によって規定が異なるため必ずしも金銭面で還元されるとは限りません。
時給アップしない人も、メリットは給料だけではないので安心してください。バイトリーダーを経験することで養ったスキルは就活時の自己PRで活きます。具体的なエピソードとともに、自分がどう役立てるかアピールしましょう。
また、バイトリーダーになったら、以下の4点に注意してください。
・命令ではなく “お願い” する
・マイルールを押し付けない
・大変な仕事は率先してこなす
・困ったときは素直に頼る
ほかのスタッフに「うざい」と思われると働きづらくなるかも。さまざまな配慮が必要なバイトリーダーですが、その経験が今後のあなたの人生で役立つ場面があるはず! 店長やほかのスタッフと協力しながらスキルアップを目指してみてくださいね。
さて、バイトリーダーに任命されそうな人でも「今日はやる気が出ない」という日がありますよね。モチベーションが上がらない人は、以下の記事で紹介している頑張れない日の乗り切り方を参考にしてください!
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