【体験談】バイト先の店長が嫌い! 辞めたい人にオススメの対処法
「バイト先の嫌われ者」と聞いて頭に思い浮かべる人物として、店長の顔や名前が浮かんでくる人も少なくないのでは?
従業員を束ねる立場である店長は、その肩書きから「自分や部下を厳しく律している」という場合もあれば、そうでない場合もあります。
今回は、そうでない――すなわち「嫌われるべくして嫌われてしまった店長」に焦点を当て、多くの方の体験談を紹介。また、「店長が嫌いだから辞めたい」という人でも前向きに働ける考え方も解説していきます。バイト先の店長が嫌いでどうしようもないという気持ちを解消して、精神衛生を保ちましょう。
「店長が嫌い」体験談! バイトを辞めたいと思わせる人の特徴
この章では、CareerGrooveを運営するアルバイト情報サイト『おすすめディスカバイト』に寄せられた、「店長のこんなところが嫌いだった」という体験談を紹介していきます。バイトスタッフに辞めたいと思わせてしまう店長の特徴とは一体……?
▼バイトスタッフに八つ当たりする▼
数あるバイト先のなかでも、飲食店はストレスが大きくなりがちな職場。ランチやディナー時のピークタイムは作業量が多いのもありますし、アルコールを提供する店では店員に横暴な態度をする利用客も稀にいます。そのせいか、仕事でたまった鬱憤をスタッフに向けて発散する……といった店長もいるようです。
●「とんかつ店で働いていた時の店長はすごく気分屋で、機嫌が悪いとアルバイトに怒鳴り散らしていました。クレームで機嫌が悪くなってスタッフに八つ当たりしたのに、客前に出た瞬間に満面の笑顔……。接客業ってこういうものなのかと複雑な気持ちになりました」(女性/30代/とんかつ店)
●「バイト先のラーメン屋店長が気分の浮き沈みが激しい人でした。機嫌が悪い日にはひどい暴言を吐かれることも……。ほかの社員には助けを求められない状況で非常に困りました」(女性/30代/ラーメン店)
ストレスを感じると八つ当たりするなど、理不尽な店長は嫌われます。
先に紹介したとんかつ店で働いていた女性によれば「そんな店長がいる反動か、スタッフ同士は団結力があり仲良しでした(笑)」というコメントもありました! 店長が嫌いでも、ほかのバイト仲間との人間関係が良好なら救われますよね。
▼セクハラしてくる/客にセクハラされても助けてくれない▼
セクハラを受けた女性は、心に大きな傷を負います。こちらの女性は、「バイト先の店長や利用客からセクハラを受けて非常に辛かった」と語っています。
●「私が働いていたゴルフ場レストランの店長は、女性スタッフ全員に対してセクハラまがいな行動をしていました。また、『ゴルフ後に酔っ払ったお客様がおしりを触ってくる』と真剣に訴えても、同じ気質だからか笑って済ませられるだけでした。私以外の子も悩んでいたようで、当時は非常に辛かったです。もうあんなバイト先は嫌!」(女性/20代/レストラン)
セクハラをする店長は言語道断。被害を訴えても助けてくれない店長も嫌われます。
もし職場でセクハラに遭っている場合は一人で悩まず、相談できる相手を見つけることが大切です。大きな会社ならば本社に相談することも視野に入れ、現状を見過ごさないようにしましょう。
▼家庭環境に口を出してくる▼
店長というスタッフの個人情報をある程度把握できる立場を利用し、とやかく言われるとストレスになることがあります。
●「飲食店でバイト面接をした際、店長に『君の家、貧乏なんでしょ。だからシフトを多めに入れても問題ないよね』と言われたことがあります。勤務する前から嫌な気持ちになりました。バイトはおろか、あのグループの系列店にはもう行くものか!」(女性/20代/飲食店)
その店のみならず系列店まで嫌いになるくらいご立腹の様子。いくら店長でも家庭環境を悪く言うのはよくありません。人を見下すような発言をする店長は嫌われます。
▼売り上げのためならなりふり構わない店長▼
店である以上、売り上げを大事にすべき。しかし、売り上げを重視するあまり、スタッフに無茶難題を押し付けたり、強制したりするのは嫌われます。
●「元居酒屋アルバイターです。店長は毎日売上を気にしており、バイトにまで愚痴をタラタラ。売上が低いと機嫌が悪くなり突拍子もないことを強制してきます。とうとう、『客が来ないから女子は短パンを履け! これは規則だ』と言い出しました。『客に脚を触られた子もいるのに何を言っているんだ』と思い拒否したら出勤停止に……」(女性/20代/居酒屋)
肌の露出を強制するよりも、ほかの面で売り上げアップを目指してほしいものです。スタッフに業務の範疇を超えることを無理強いする店長は嫌われます。
「店長が嫌いだから辞めたい」という人でも前向きに働ける考え方
バイト先の店長が嫌いな場合、退職を視野に入れる人もいるでしょうが、なかには「仕事内容や仲間に不満はない」という人も多いでしょう。バイトを辞めない方向で考えるのならば、次のような考え方を取り入れることがおすすめです。
▼自分が成長するための反面教師になると割り切る▼
自分が成長するために嫌いな店長を反面教師にするという考え方があります。目の前にある問題を自分が成長するための糧にできると、社会に出てからも「経験を通じて成長できる人間」となれるでしょう。
たとえば、
・機嫌が悪いからといって周囲に八つ当たりしない
・後輩や部下が訴えている問題を放置しない
・職場の人のプライベートに踏み込んだ発言をしない
など。店長の嫌な部分を参考に、自分はそうならないよう努めてください。「この人は嫌な人だけど反面教師になる」と割り切れば、嫌なことをされるたびに「また成長の糧になった」と前向きにとらえられますよ。
▼働く目的を見つめなおす▼
「自分はなぜ今のバイト先で働いているのだろうか」と自分を問いただしてみてください。
・生活費や小遣いを稼ぐため
・気の合うバイト仲間がいるから
・これ以上条件がよいバイトが見つからない
など、人によって理由は異なるでしょう。しかし、決して「店長と働くため」ではないはず。
自分が働く目的を見つめなおすことで、嫌いな店長のことを右から左に受け流せるスキルを身につけられる場合もあります。店長を中心とした考えでなく、働く目的をメインとした見方にシフトチェンジしましょう!
店長が嫌いでどうしようもない時は辞めることを検討
「店長が嫌いだから出勤するのが憂鬱……。シフト直前になると吐き気がする」など体調に影響が出ている場合、退職を視野入れることも考えてみましょう。
▼2週間前には「辞めたい」と申し出よう▼
民法第627条によれば、2週間前に退職の意志を伝えれば辞めることが可能です。
- 期間の定めのない雇用の解約の申入れ
当事者が雇用の期間を定めなかった時は、各当事者はいつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
※読みやすさのため、一部表記を変更しています。
参考:e-Gov「民法第627条」
バイト先の就業規則によっては “1ヵ月前” や “次月のシフトが決定するまで” に辞意を申し出なければならない場合も。そういった時は、トラブルを避けるためにも就業規則に従ったほうが無難です。
バイトの立場であれば責任者や店長へ口頭で伝える手段が一般的。電話、メール、ラインなどで伝える方法は社会人のマナーとしては相応しくありません。「大切なお話がありますので、お時間をいただけないでしょうか?」といった旨を事前に伝え、マンツーマンで話せる機会を設けてもらいましょう。
こちらもチェック!
■バイトをスムーズに辞めるには? 辞めるベストな理由、伝え方、申し出るタイミング
▼辞めるまではしっかり業務を遂行する▼
「どうせ辞めるんだから適当でいいや」と気を抜きたくなる人もいるかもしれませんが、ほかのバイト仲間がいることをお忘れなく。どれだけ嫌いな店長がいても、ほかの人へ迷惑をかけてよい理由にはなりません。穏便に去るためにも、退職日までは通常通り仕事をこなし、業務の引き継ぎを行いましょう。
「店長が嫌い」という感情と業務は別物です。バイト代をもらっているのだから、責任を持って業務を遂行してください。感情に任せて行動していては、嫌いな店長と同類になってしまいますよ!
さいごに
「バイト先の店長が嫌いだった」という体験談と、嫌な店長がいる時の対処法について紹介してきました。いかがでしたか?
嫌な店長がいても今のバイト先で働き続けたいなら、
●自分が成長するための反面教師になると割り切る
●働く目的を一番に考え、店長のことは右から左に受け流す
といった対処がよいでしょう。新しい対人スキルが身につくと考えれば前向きに働けるはずです。
ただ「バイトは辞めたくないけど、店長のことを考えるとどうしてもテンションが下がってしまう」という場合、以下のコラムが役に立つでしょう。こちらも読んで、ぜひ乗り切ってくださいね!
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