受験生がバイトと勉強を両立するための時間配分&おすすめバイト
大学受験を機にバイトを辞めるか、続けるか……悩む受験生は少なくありません。これからの大学生活を考えると楽しみでもありますが、進学や新生活のための資金も気になるところです。
もっと勉強しなきゃ――。
だけどバイトしてお金も貯めたい。
そう思う高校生は、あなただけではないはず!
大学受験を控える高校生にとって勉強とバイトの両立は大変なことでしょう。しかし、進学後における新生活のためには今ががんばりどころです。とはいうものの、睡眠時間を極限まで削るなどムリをして体調を崩してしまってはどうしようもありません。
この記事では、勉強と両立してバイトしたい高校生に向けて、勉強とバイトを両立させる時間の活用方法を紹介します!
【目次】
1. 勉強とバイトを両立させる時間の活用方法
2. 勉強時間を確保しやすいバイトの特徴
3. 英会話や漢字! 勉強にもなるバイト
ぜひ参考にしてくださいね。
1. 受験生必見! 勉強とバイトを両立させる時間の活用方法
図のようなスケジュールを組んだ場合、バイトのある日でも、
・学校以外での勉強を4時間
・睡眠時間を7時間
確保することができます。この時間を確保するには、早朝や移動時間も勉強にあてることがポイントです。
勉強とバイトをうまく両立させる “時間の使い方のポイント” を解説していきましょう! “より効率的に” “より集中して” “よりやる気を維持して” バイトをしながら勉強を続けるには、どのようにしたらよいのでしょうか?
▼早朝を有効活用することで勉強のやる気アップ▼
早朝からバイトをしている高校生は少ないのではないでしょうか? バイトがない時間帯は、受験勉強に時間をあてましょう。
起床から3時間以内の朝学習には大きなメリットがあるといわれています。
- 朝学習のメリット
●周囲が静かであることが多く、集中して勉強できる
●疲れが軽くなっており爽やかな気分で勉強できる
●習慣化しやすい
毎朝決まった時間に学習を行い「この時間は勉強していないと気持ち悪い」というほど体を慣れさせてください。たとえば、「6:00~7:00は勉強タイム!」というように、時間で区切りをつけて朝学習を始めるなど。習慣化させることで、より集中して勉強に励むことができるようになるんです。
朝学習は、勉強とバイトを両立したい高校生にとって欠かすことができません。朝イチの勉強を習慣化することで第一志望校に合格することをイメージすれば、やる気アップにもつながりますよね。
勉強とバイトを両立したい高校生は、ぜひ朝の時間を活用してみてください。
▼移動時間は単語やリスニング力を鍛えるチャンス▼
移動時間を活用することで、バイトをしていてもしっかりと勉強に時間をあてることが可能です。
・通学
・帰宅
・バイト先への移動時間
これらを算出した場合、1時間以上を費やしている人は少なくないでしょう。この時間をムダにするのは、時間を有効活用したい高校生にとっては大変もったいないことです。
少しでもムダを省きたい人は、この時間を単語の暗記やリスニングにあててみてください。
- 移動時間を使った勉強方法
●電車で移動している際、スマホに入れた音源でリスニングの対策
●単語帳やノートを見返す
この際、勉強に集中しすぎて、電車を乗り過ごしたり、歩行者にぶつかったりしないように注意しましょう。
あくまで移動時間にする勉強は単純なものにしてくださいね。
▼勉強集中デーを決めることで効率よく勉強できる▼
バイトのある日は、疲れて勉強に集中できないということがあるかもしれません。疲れた体を引きずってダラダラと勉強を始めても、思うように頭に入ってきませんよね。
バイト疲れで勉強に集中できない人は、休日を “勉強集中デー” としてください。集中して勉強する日を決めることで、効率がアップします。
「バイトが休みの日は思いっきり勉強する」 というルールを決めておけば、より集中して勉強に取り組むことができるでしょう。
▼リフレッシュして勉強効率アップ▼
「バイトから帰ってきたら即勉強!」
このように休憩時間を取らないほうが、勉強が進むという人もいるでしょう。
しかし、ムリして勉強に取り組むくらいなら気分転換するのもひとつの手です。ゆっくりと湯船につかって疲れをリセットしてみてはいかがでしょうか?
心も体もスッキリした状態で勉強に臨めば、1つでも多くの単語を覚えられるかもしれません。
▼睡眠をしっかり取って勉強効率アップ▼
どれくらい眠ればスッキリするかは、人によって千差万別です。3時間寝ればOKのショートスリーパーもいれば、ガッツリ8時間以上寝ても足りないという人もいます。
育ち盛りの高校生にピッタリな睡眠時間は人によって異なりますが、
特に勉強効率がアップする睡眠時間は7~8時間
といわれています。
人は寝ることで脳の働きが向上します。そのためムリをして睡眠時間を削らず、しっかり眠ることで、脳がよりよいパフォーマンスを発揮するようになるんです。
勉強とバイトを両立したい高校生は、一日のスケジュールのなかできちんと睡眠時間の確保をしてくださいね。
▼週の合計勉強時間を決める▼
「バイトがある日は疲れが溜まりそうだから、そんなに勉強できそうにないな~」
そんな高校生は一日の勉強時間よりも、週の合計時間に着目してスケジュールを立ててみてください。
たとえば「一週間で20時間は勉強する」と決めたとします。バイトのある平日は、早朝と睡眠前に1時間ずつ勉強しようと計画していました。……が、疲れてしまって起きられず&帰宅後すぐに就寝。でもこの日、勉強する予定だった2時間は土日に早起きして挽回すればOK! という考え方です。少しは気が楽になりませんか?
充実した学習にするには、ムリをし過ぎないことが大切です。自分に合ったスケジュールを組んで、効率よく勉強しましょう!
▼がんばった分だけ休息を取る▼
大学受験を控えた高校生にとって勉強は重要ですが、やはり健康が第一。特に、育ち盛りの高校生には栄養や睡眠が不可欠です。
- よくない考え方
×時間がないからサプリで済ませよう
×少ない睡眠時間に体を慣れさせてもっと時間をつくろう
がんばり過ぎる高校生は、上のような考えにいたるかもしれません。
しかし、がんばった体には休息が必要です。食事と睡眠時間はしっかりとりましょう。
そして規則正しい生活習慣を身につけて、体に負担がかからないように、勉強とバイトの両立を図ってください。
2. 受験生におすすめ! 勉強時間を確保しやすいバイトの特徴
勉強とバイトを上手に両立させるためには、どのようなバイトを選ぶかが重要です。そこで、これからバイトを始めたい高校生に、勉強と両立しやすいバイトの特徴を紹介していきます。
- 勉強時間を確保しやすいバイトの特徴
①シフト制のバイト
②自宅から近いバイト先
③短時間勤務OKのバイト
④土日どちらかの出勤でOKのバイト
上のような特徴があるバイトが、受験生におすすめできる理由を解説していきましょう。
▼おすすめ① 希望シフト制のバイト▼
高校生にはテスト期間など、特に勉強に集中したい日がありますよね。そういった希望を叶えられるのがシフト制バイトのメリットです。
シフト制のバイトは出勤日が固定でないため、週や月単位で勤務する日を希望できます。テスト期間に休みをもらうことも可能なんです。
しかし、急に休み希望を出すのはバイト先に迷惑をかけてしまう恐れがあります。休みを取りたい日は事前に責任者に相談することをお忘れなく。
こちらもチェック!
■バイトで長期休暇を取得するための交渉術
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▼おすすめ② 自宅から近いバイト先▼
バイト探しで重要なポイントの1つが “勤務地選び” 。勉強とバイトを両立したい高校生は、ぜひ自宅から近い勤務地を選びましょう。自宅から離れたバイト先と違って通勤にかかる時間が短くて済むため、勉強する時間を確保しやすくなるからです。
- 距離で変わる通勤時間の例
■勤務地が近い場合
自宅から 片道10分
移動時間 往復20分
■勤務地が遠い場合
自宅から 片道40分
移動時間 往復80分
上記の例では、勤務地が自宅から近いか遠いかによって、移動時間に1時間の差があります。この1時間は勉強時間を少しでも多く確保したい受験生にとって、かなり大きいのではないでしょうか?
また、疲れた体にとって長い帰宅時間は地味にキツイものです。そのあと勉強することを考えると、少しでも体力を温存したいですよね。
以上の理由から、勉強とバイトを両立したい高校生は自宅から近い場所でバイトするのが最適といえるでしょう。
コンビニのような、あなたの身近にあるバイト先がおすすめです。
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▼おすすめ③ 短時間勤務OKのバイト▼
求人サイトに載っているバイトは「一日○時間から勤務可」という条件で検索できます。勉強とバイトを両立したい高校生は、ココに注目してください。短いものでは「一日2時間からOK」という求人もあります。
勉強時間を確保しつつ、限られた時間でバイトしたい受験生には「一日4時間以内」のバイトがおすすめです。
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▼おすすめ④ 土日どちらか出勤のバイト▼
勉強・バイトともにがんばりたい高校生は、土日のどちらか一日はバイト、もう一日は勉強と区切りをつけることで集中力アップにつながります。
また、休日に生活リズムが狂わないように、勤務時間はふだん学校にいる時間帯を希望するとよいでしょう。そうすることによって、平日と変わらない生活リズムで過ごすことができます。
もちろん、大学受験を控えた高校生は勉強をおろそかにするわけにはいきません。バイトの日でも、朝と睡眠前に学習をするように心がけましょう。
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3. 勉強にも役立つバイトで一石二鳥を狙え! おすすめの職種を紹介
バイトをしながら勉強が身につけば一石二鳥ですよね! 特に強化したい科目のある高校生に、おすすめの職種を紹介していきます。
▼英語の勉強になるバイト▼
英語力を身につけるには、日常的に英語を使う環境に身を置くことが一番です。
英語力をアップさせたい人には、英語圏の来店客が多い店でバイトするのがおすすめ。受験に大切な単語力・リスニング力を向上させることができるかもしれません。
飲食店やアパレルショップのような接客業が狙い目です。
また、観光地でのバイトもよいでしょう。浅草や東京スカイツリーといった外国人に人気の観光スポットはもちろん、観光地周辺のホテルや旅館のバイトも語学力アップに向いています。
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▼漢字の勉強になるバイト▼
実は、デリバリー配達員のバイトは漢字の勉強に最適なんです。その理由は、多くの漢字を目にすることができるから。
デリバリーの配達では、毎回さまざまな名前のお宅を訪問します。人の名前や住所などには多様な漢字が使われていますよね? バイトをするたびに多種類の漢字を目にすることができるのです。
- バイトを活かした勉強例
配達物の宛名に使われている漢字を見て 、
●音読み・訓読みを思い出してみる
●その漢字を使った熟語を1つ思い浮かべる
上のようなルールを自分に課せば、楽しみながらバイトに取り組むことができるでしょう。
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▼パソコンでの作業に慣れるバイト▼
コールセンターのバイトは高校生OKの求人も多数あります。
「身につくのは電話スキルでは……?」と思う人も多いかもしれません。実はそれだけじゃないんです。
コールセンターのスタッフはパソコンでのデータ入力も仕事内容に含まれます。
このバイトではパソコンの基礎スキルやタイピングスキルの向上が見込めます。
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▼家庭科の勉強になるバイト▼
クリーニング店の受付バイトをすれば、被服系の知識が身につきます。
使われている素材の特徴や生地の名称など、バイトで実際に触れるからこそ、しっかりと記憶に定着していきます。
このような知識は日常でも活用できるので、やって損なしのバイトといえるでしょう。
勉強と両立できるバイトのまとめ
勉強とバイトを両立させる時間の活用方法や受験生におすすめのバイトの特徴、勉強にも役立つ職種を紹介してきました。
大学受験を控えた高校生の皆さんは今ががんばりどころです。フルパワーを出せるように、体調管理を怠らず規則正しい生活を心がけましょう。
そして自分のライフスタイルに合わせた計画をしっかり立てて、勉強もバイトも精一杯取り組み、充実した時間を過ごしてくださいね。
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