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株式会社フォトクリエイト 大澤朋陸
大澤朋陸(おおさわ  ともたか)
株式会社フォトクリエイト 代表取締役社長

1975年東京都生まれ。学習院大学経済学部卒業。1999年、株式会社アシックスに入社。その後、2003年に株式会社フォトクリエイトの社員一号として入社する。執行役員、取締役を経て、2014年9月、代表取締役社長に就任。

人生のとっておきの瞬間を写真で彩るサービスを提供したい

フォトクリエイト大澤朋陸さん語る

―まずは、フォトクリエイトの事業内容について教えてください。

  インターネットを利用した写真販売サイトを運営しています。小中学生のころ、修学旅行や運動会などといったイベントのあとに、廊下の壁に貼られた写真を選んで買ったことってありますよね?あのシステムは、私が子どものころはもちろん、今でも変わっていません。それをネット上で可能にしているのが我々の事業です。

  ご依頼いただいたイベントにプロカメラマンがうかがい、撮影した写真データを我々が販売サイトにアップしています。これによって、ご家庭でじっくり写真を選んでいただくことができますし、決済もその場で完了。もちろん、購入された写真はご自宅に郵送されます。

  スポーツイベントから開始した事業も現在は、学校行事や音楽イベント、ペットのイベント、そのほか、七五三や結婚式といったご家庭のイベントなどにも拡大しています。とくにスポーツイベントに関しては、マラソン大会でいうと国内大規模大会の約9割で弊社のスポーツイベント専用の写真販売サイト「オールスポーツコミュニティ」をご利用いただいています。

―マラソン大会は参加者も多くて、走っている姿の撮影を誰かにお願いするということも難しそうですから、需要が高そうですね。

  マラソンに限らず、プロの写真のニーズは高いですよ。ただの記録としての写真ではなく、いかにクオリティの高い写真を撮るか。どのイベントでもそこにこだわっていますから。今は、デジカメやスマホの普及で写真にふれ合う機会が増えているので目も肥えてきていますよね。だからこそ、「この写真は(質が)違う!」という驚きや喜びを届けることができるのではと感じています。

  例えばマラソンの写真は、ひたすら来るランナーを撮影していると思われがちですが、そうじゃないんですよ。走っているときって、足が着地する瞬間は衝撃で顔がゆがんでしまいますよね。プロのカメラマンは、足が地面から離れる瞬間の一番きれいな表情を逃さず狙って撮影するんです。

  私たちはビジョンとして「フォトライフ構想の実現」を目指していますが、これは、その人の人生に訪れるさまざまなステージをいい写真で埋め尽くしたいという想いです。これを実現するために、今後はもっといろいろな方々と連携して、その人その人の人生を彩る写真が集まるプラットフォームをつくりたいと考えています。人生における感動の瞬間を切り取って、残していく……それが我々の仕事だと思っていますが、より付加価値をつけていけたらと思いますね。

夏はバイト、冬は雪山……スキーに魅了され過ごした大学時代

PhotoCreate大澤朋陸社長

―大澤さんの学生時代のお話をうかがいたいのですが、学生時代はどんなことに注力されていましたか?

  私は体育会のスキー部に所属していました。当然、雪のない東京ではできないので、1年間のうち3ヶ月間くらいは雪山で過ごしました。シーズン中はテスト期間だけ帰ってきて、テストが終わったらまた山に戻るみたいな感じで(笑)。夏は走り込みと筋トレ、冬はスキーという生活でした。

―なぜ、スキー部に入ろうと思ったのでしょう?

  高校まではずっと野球をやっており、スキーは趣味でやる程度でした。野球は楽しかったですが、競技人口がすごく多いじゃないですか。それに比べてスキーは意外と競技人口が少ないんです。しかも、私はスキーの中でもノルディック複合(クロスカントリースキーとスキージャンプの2つを組み合わせた競技)をやっていたので、さらに競技人口が少ない。そのまま野球を続けていたとしても、先は見えてしまっているけど、ここなら勝負できるんじゃないかって(笑)。せっかく突き詰めてやるのであれば、勝てるフィールドで勝負してみたいと考えていました。

―スキー部での体験からは、どんなことを得ましたか?

  そもそも、(通っていた)学習院大学ではノルディック複合をやっている人がいませんでした。先輩もいないので、「どうやって練習しよう?」っていうところから始まりました。他大学の学生が練習しているところに行って一緒に練習させてもらえるようお願いしたり、あらゆる伝手を探して動き回ったり。前例がないことをすぐにつくり上げていく動きというのを学べたのではないかと。今思えばですけどね。当時は必死でしたから、そんなふうにはまったく考えていなかったですけど。

―スキー一色といった大学時代ですが、アルバイトなどもされていたんでしょうか?

  していましたね。スキーって、道具はもちろん、合宿をたくさんするのですごくお金がかかるんです。安い公民館に泊まったりしていましたが、食費もかかりますから。だから、高時給の深夜バイトをすることが多かったです。コンビニやカラオケ、スーパーとか。あとは、空いている日があれば、日払いの引越しや単発のバイトをしたり。深夜カラオケでバイトをして、そのまま朝練に行くなんてこともよくありました。

―就職活動をする時間も十分には取れなかったのでは?

  就職活動期間でも合宿をしていましたからね。とにかくそのときは知っている会社を受けようみたいなレベルでした。私のころは今のようにWebでエントリーという形ではなくて、企業にハガキを出すような時代でしたから、ひたすら興味のある会社宛にハガキを出して……100社以上は受けたと思います。とにかくいろんな人に会って、いろんな業界を見ようと思って、1日3、4件は当たり前のように回っていました。

逆境から学んだ「行動」を積み重ねることの大切さ

大澤朋陸代表取締役社長

―そういった中で、アシックスに入社しようと思ったのにはどんな理由が?

  トレーニングのときにアシックスのシューズを使っていたこともあって、アシックスも受けたいと思って調べていたのですが、アシックスはそれまでたしか7年間、新卒採用を休止していました。そこで、直接電話をしてみたんです。「新卒採らないんですか?」って(笑)。「まだわかりませんが、今のところ予定はありません」と言われてしまいましたが、後日、また電話をしました(笑)。すると「今年から新卒採用を開始しました」と。……運命的なものを勝手に感じて受けに行ったところ、内定をいただくことができたんです。実際に製品を使用していて、ものづくりに対する強いこだわりに共感していましたし、ここで働こうと決めました。

―新卒採用をしていないところに電話を掛けてみるという発想はなかったです(笑)。アシックスではシューズの営業をご担当されていたそうですが、印象に残っている出来事は何かありますか?

  入社して半年くらいは研修で、そのあと担当エリアが決まるのですが、私は茨城県の担当になりました。あるスポーツ用品店にごあいさつに行ったときのことなのですが、店長が「新卒を担当にするなんて、うちをナメてるのか!」って怒り出したんです。まだ実際に一緒に仕事をしたわけでもないのに、新卒だからという理由だけでした。そこからどうやって信頼関係を築き上げていけばいいかはすごく考えました。

  とはいえ行動するしかないので、(会社が休みの)土日に店頭に立たせてください、とお願いしました。「とにかく通って、店員さんと仲良くなりながら、お店のことを知る。まずはそこからだ」と思って。それ以外にも棚卸しの手伝いをしたり、電気ノコギリで木を切って一緒に棚をつくったりもしていましたよ(笑)。結果的に認めてもらえましたし、店頭に立ったことで、ほかのメーカーの商品についてもくわしく知ることができました。

大きな転機となった転職。社長になった今、思うこととは?

白砂晃氏について大澤朋陸さん話す

―その後、創業間もないフォトクリエイトに転職をされます。それにはどういった経緯が?

  創業者の白砂(白砂晃[しらまさ あきら]氏/現・株式会社フォトクリエイト取締役会長)との出会いが始まりですね。出会いのきっかけは“神輿”です。当時、白砂は各地のお祭りで仲間を集めて神輿を担いでいたんですよ、趣味で(笑)。白砂との共通の知人に誘われて、私もそれに参加して。だから、出会ったときはふんどし姿でした(笑)。

  その後も何度か神輿担ぎに参加して話を聞いていると、自分で会社を立ち上げたと。白砂は年齢が私のひとつ上ですが、当時の自分からすると、同年代の人が会社を立ち上げるなんて、意味がわからないわけですよ(笑)。とくに就職活動で大手企業しか受けていない自分にとってはものすごい衝撃でした。それで会社に遊びに行ってみたところ、マンションの一室に創業メンバー3人がいて。これまでまったく見たことのない、新しい世界を見たという感じでした。

―転職は、かなり勇気のいる決断だったと思いますが、最終的には何が決め手だったんですか?

  アシックスでは4年半働いていましたが、先輩たちの姿から自分の10年後、20年後が想像できてしまったんですよね。それをイメージしたときに「これって、本当に自分の生きたい生き方なのかな?」と思って。それとは真逆で、当時のフォトクリエイトはまるで未来が見えないわけです。でも、白砂たちは「自分たちで切り拓く」と言っている。それを聞いて「こっちのほうがカッコいいじゃん。男らしい!」と、気持ちが一気に動きました。すぐに、アシックスに「チャレンジしたいので、辞めます」と伝えました。上司は理解してくれませんでしたね。「どうしちゃったの?」という感じで(笑)。

―そこから執行役員、取締役を経て、2014年9月に社長に就任されました。それまでのポジションから社長というお立場になられて、仕事への向き合い方に変化はあったでしょうか?

  これが……全然違いますね。役員としてほぼすべての事業を見ていましたし、自分の中でもしっかりと責任を持って取り組んでいたつもりでしたが……レベルが違います。会社がよくなるのも悪くなるのもすべて自分の責任です。「会社は経営者の器以上に大きくならない」とよく言われますが、そういう責任も含めて、その立場になってみないとわからないことがたくさんあるんだなと思いました。周りの方々からも「立場が人をつくる」と、アドバイスをいただきましたが、改めて大きな責任と向き合って、日々多くのことを学んでいます。

―3月からは新卒採用も始まるかと思います。社長のお立場から、一緒に働くメンバーにはどんなことを求めていますか?

  我々が掲げる「感動をカタチにしてすべての人へ」という経営理念に共感してもらえるかどうか、というのがすごく大事だと思っています。人によって働く意味って違いますよね。いろいろな意味があっていいと思うし、目指す場所もいろいろあっていい。でも、会社というのは、あくまでも「場」でしかないので、その「場」を利用して自らを成長させていってほしい。会社が目指す方向と自分が目指す方向が違っていたら、その場にいる意味がないんじゃないかと思うんです。

  目指す先が同じであれば、そこに向かうまでのアプローチ方法はいろいろあっていいと思います。まっすぐ進む人、別の角度から進む人……道筋が多ければ多いほど、いろんな化学反応も起きるでしょうから。一番重要なのは、目指すべきゴールが同じであること。ですから、理念に共感してくれる仲間たちと一緒に、たくさんの「感動」をカタチにしていきたいですね。

後悔しないためにも、迷ったらやってみる。そして、やりきる!

フォトクリエイト社内にて大澤朋陸社長

―大澤さんが働くうえで大切にされているポリシーがあれば教えてください。

  私は働くこともプライベートも基本一緒だと思っているので、むしろ公私混同したほうがいいんじゃない?という考え方です。仕事の中でプライベートに役立つこともあるし、プライベートの中で仕事のヒントが見つかるかもしれないし。厳密に分けることなんてできないので、その曖昧な中で出てきたアイデアが両方にとってプラスになればいいなと思っています。

  そのなかで、働くことに限定しているわけではないですが、私が一番大切にしているのは、「やってみること」ですね。自分の過去の経験もすべてそうですが、やるかやらないかで迷ったら、やる。やってみて失敗したとしても、失敗の原因がわかるし、うまくいったら成功した理由がわかる。でも、やらなかったら何もわからない。やり始めると、うまくいく方法を考えるので、意外とできてしまうんですよ。大事なのは、やると決めて、一歩を踏み出すこと。やると決めたら、やりきること。この考えは、これからもずっと大事にしたいなと思いますね。

―最後に、就職活動中の学生や仕事に対して疑問や悩みを抱えている人にメッセージをお願いします。

  仕事とプライベート、全部含めてひとつの人生。だから、仕事もプライベートも同じように楽しむこと。結局、楽しくないと続かないじゃないですか。「自分は何が楽しめるんだろう?」とか「どうしたらもっと楽しくなるんだろう?」というように、楽しくできる方法を常に考えることが大事だと思いますね。当然、つらいことだってあります。だけど、それを楽しく変換できるかどうか。考え方を変えれば、楽しくなります。どんなことだって。そうすれば、困難も一個一個クリアできるんじゃないかなと思います。

[取材] 渡辺千恵 [執筆] 渡辺千恵 [撮影] 真田明日美

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