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日本人の技術は世界トップレベル!まつげエクステ業界を活性化させる、AOE小笠原氏の挑戦

AOE株式会社 小笠原槙
小笠原 槙(おがさわら まき)
AOE株式会社 代表取締役

短大卒業後、飲食店を経営。偶然知ったまつげエクステの業界に伸びしろを感じ、2007年9月にまつげエクステンションサロン事業としてAOE株式会社設立(最寄り駅:神田)。現在、AOEグループとして、まつげエクステサロン事業「EYELA」、WEB販売事業「まつげエクステPro Shop」、Volume Up Hair商材卸事業「FULEVER」、パートナーシップ(フランチャイズ)事業のほか独立支援事業にも力を注ぎ、業界の活性化および後輩育成を行う。EYELA 銀座店をはじめとして計17店舗の直営店・独立支援店・フランチャイズ店を運営。産休や時短正社員制度など女性が働き続けられる環境づくりにも積極的で「女性が活躍する社会」を創ることを目標にしている。

世の中のニーズとともに発展してきた、まつげエクステ業界

まつげエクステ

―現在の仕事について教えてください。

  まつげエクステに関わるサロン事業と「Pro Shop」という商材卸事業を行っています。サロンは直営店、フランチャイズがあり、「EYELA」の店舗にてお客さまに合ったまつげエクステの施術をしています。

  また、商材卸事業は、WEBサイトをメインに販売していて、メーカー兼代理店として皆さんが気軽にまつげエクステのアイテムを購入できるようサポートしています。

  まつげエクステは、アメリカや韓国が発祥と言われ発展してきた美容技術です。日本には10年ほど前からサロンが増え始めました。現在、AOEグループではまつげエクステ業界の活性化を目的として、フランチャイズ事業や独立開業支援事業も手がけています。

―まつげエクステは、具体的にどのような施術をするのですか?

  弊社サロンでは、専門技術や知識を持った技術者アイドレッサーが施術をさせていただきます。まつげエクステはお客さまご自身のまつげに沿ってエクステを付けていき、一度付けると約2、3週間~1か月前後持続します。

  マスカラやビューラーを使用しなくていいので、朝のお化粧がすごく楽なうえに、メイクを落としても目元のボリューム感が保たれて、24時間いきいきとした印象になるんです。

―最近では、まつげエクステをしている女性が増えてきましたよね。

  目の印象によって顔や表情も変わって見えるので、ファッションや美容に関心の高い方は日常使いをされています。

  海やプール、ランニングなど、水の中に入ったり汗をかくような場に行かれる方の愛用者も多くなってきましたよね。10年前まではあまり知られていない業界でしたが、今はファッションや自己表現の一部として考えられています。

―世の中のニーズが高まったぶん、まつげエクステに携わる経営者として力を入れていることはありますか?

  10年前と比べると国の法律も変わっていて、衛生面やサービス面においてアイドレッサーの知識や技術向上が欠かせません。それがお客さまへの信頼度に直結するため、弊社では技術や社員教育に力を入れています。

  その成果もあって、現在では在籍するアイドレッサーが、業界のセミナーや検定講師を務めるようになりました。商材も年々バリエーションが豊富になってきていて、お客さまのニーズもいろいろあります。

  細やかな作業を得意とする日本人に向いている職業だと思っているので、日本国内の技術力やサービス力をもっと向上させる意味でも、技術や社員教育は重視しています。

経営理念「喜びと感動 幸福と成長」に基づいて、物心ともに向上したい

AOE株式会社 小笠原槙社長

―小笠原さんがまつげエクステの業界に入られたのは、どのようなきっかけだったのですか?

  私はもともと美容業界の出身ではないんです。大学時代に出会った方との共同経営で、卒業後に飲食店をオープンさせました。事業を起こすことに興味があったんです。店舗の内外装、メニューなどを自分たちで決めてスタートしました。

  ちょうどそのころ、偶然まつげエクステのサロンに行って施術をしてもらったんです。当時はまだ日本に入ってきたばかりの美容技術でした。

  施術をしてもらってびっくり!まつげを増やして長さや向きを変えるだけで、こんなに自分の顔や表情が変わって見えるんだと鏡を見て驚きました。実体験してみて「まだ世の中には普及していないけれど、いずれ女性のニーズが出てくるだろうな」と考えました。

  現在はまつげエクステの業界に絞っていますが、当時は、それがきっかけで飲食店経営とまつげエクステサロンの経営を手掛けるようになりました。

―小笠原さんの仕事のやりがいは何ですか?

  弊社の経営理念「喜びと感動 幸福と成長」の通り、お客さまや社員自身も仕事をするなかで喜びや感動を実体験してほしいと思っています。女性が多い職場として産休や時短制度も充実させたり、“環境づくり”が経営者としてやりがいがありますね。

  企業ですから売上も重要ですが、アイドレッサーの技術や社内のチームワークも大切。専門技術と思いやりを大切にし、共に成長することで物心ともに豊かにすることを会社として理想にしています。

需要が増える“まつげエクステ”。業界で必要な人材とは?

AOE社内風景

―まつげエクステを気軽に利用する女性の増加とともに、「アイドレッサー」として働きたい方も増えていますか?

  そうですね。アイドレッサーは、厚生労働省の規定に基づいて国家資格である美容師免許が必須の職業です。そのため、美容師を経験してアイドレッサーに転向する方も増えてきています。また、結婚や出産を機に美容師を辞められた方が再就職先に選ばれる傾向も高まっています。

―AOEグループでは、女性の社会進出をサポートしたり、フランチャイズ事業、独立支援事業などアイドレッサーの活躍を応援することにも積極的ですよね。

  AOEグループでは、経営ビジョンとして「女性が働きやすく活躍できる社会をつくっていきたい」と掲げているため、教育サポートにも積極的なんです。

  自分のサロンをオープンさせたい方に向けて、専門スタッフが経営サポートやコンサルティングを行うなど開業までのフォローアップ制度も設けています。

―御社では、具体的にどのような人材を求めていますか?

  大きく分けて、2つあります。
  1つめは、受け身にはならず積極的に仕事に取り組める方。まつげエクステの業界にやりがいを感じてもらいたいですね。たとえば、お客さまに対して自分の知識と技術を活かして、的確なデザイン提案ができる力を身につけてほしいと思います。

  2つめは、チームの調和を大切にできる方。チームワークは売上や数字では見えにくい部分ですが、会社として、仕事として質を上げるにはとても大切な要素です。

  弊社の社員はとても仲がよく、ともに理念を実現させる仲間です。私も経営者として、売上だけではない評価としてチームの調和は重視していますし、社内表彰の対象にもしているんです。

―AOEグループでは新卒採用や中途採用も行っているのですか?

  はい。新卒・中途・再就職の採用も行っています。アイドレッサー希望の方は美容師免許取得者であることが前提条件です。

  弊社の社員はみんな明るくて、周りとの調和を考えながら一生懸命仕事をする人たちが集まっています。チームとして一緒にがんばれる方と仕事をしていきたいですね。

等身大でいられる友人をたくさんつくってほしい

AOE小笠原槙さん

―小笠原さんは、どのような学生時代を過ごされていたのですか?

  ごく普通の短大生でした。ただ、卒業後は飲食店を始める計画があったので、みんなと一緒に遊ぶ時間がほとんどなかったかも……(笑)。当時の友人や仲間には恵まれていて、10年以上経った今でも、学生時代の友人は特別ですし応援してくれています。

  学生時代にきちんとした関係を築いている友人って、利害関係がなくて等身大の自分でいられる間柄ですよね。社会人になるとビジネスでの間柄だったり、距離感や立ち位置が様々。だから、社会人になってから学生時代の時のような友人をつくろうと思っても、なかなか難しい。

  そういう意味でも、今でも学生時代の友人は大事ですし、これから社会に羽ばたく学生の皆さんにも等身大でいられる友人や仲間をたくさんつくってほしいですね。

―学生時代には、どのようなアルバイトをされていましたか?

  高校時代は飲食店、短大時代は花屋でアルバイトをしたり、コーヒーの販売などをしていました。どうしたらコーヒーが売れるのか、接客トークなどいろいろと考えながらやっていた記憶があります。

―卒業後は飲食店を立ち上げる計画があったと話されていましたが、就職活動はされていたのですか?

  もともと、自分が一般企業に就職をするというイメージが湧かなかったんです(笑)。短大の友人が就職活動をしているころ、私は卒業後に飲食店をオープンさせる準備に没頭していました。

―学生のころから飲食店の立ち上げに携わっていて、今に活かされていることはありますか?

  その飲食店は、もう1人の方と共同経営だったんですね。洋食のダイニングバーとして当時は準備をすすめていました。

  短大生ですから接客や営業や経理のこと、社会のしくみも何もわからない状態からスタート。関連する本を読んだり、ほとんど独学で足りない知識や情報を吸収していきました。

  がむしゃらだったころの経験は、まつげエクステの業界に入った時に役に立ちました。今ほど知られていなかった業界だったため、ゼロから始める部分は似ていたんです。

  現在もサロンと本部の業務を行っていて、私も社員も一人ひとりの仕事の幅が広いんですね。だから新しいことを吸収できるチャンスはたくさんあって、みんなが仕事に対して積極的。自分のやる気しだいで知識や能力が上がりやすい環境なんですよ。

自分の人生を彩り豊かなものにするために、“今”を大事にする

EYELAにてAOE小笠原槙代表

―小笠原さんが仕事をするうえで大事にしていることは何ですか?

  弊社で働く社員にも伝えているのですが、“何のために働くのか”を常に考えて行動することです。仕事の目的って、自分の技術やサービスによってお客さまに喜んでほしい、お金がほしいなど様々あると思います。

  でも、一日の多くの時間が仕事の時間になるので、どう過ごすかによって出会う人やめぐってくるチャンスも異なります。結果、「自分の人生の豊かさ」が変わると思うんです。自分の生活を豊かにするために今の仕事をがんばることが大事ですよね。

  私も今できることを存分にやりたいし、社員にも存分にやってほしい。会社を牽引する立場として、これからもみんなが“何のために働くのか”を常に考えられる環境をつくっていきたいと思います。

―では、小笠原さんの今後のビジョンを教えてください。

  まつげエクステをサービスとして展開する企業のなかで、リーディングカンパニーになっていきたいと思います。社員の技術力を高めるのはもちろん、お客さまへのデザイン提案も今以上に向上させていきたいです。

  たとえば20代のお客さまの場合はボリュームが出るデザインを好まれる方が多いのですが、40代のお客さまはナチュラルでエレガントなまつげデザインを求められることも多いんです。カウンセリングできちんとニーズを汲み取って、今後も的確な技術とサービスをしていきたいですね。

  また、現在は「カラーエクステ」にも力を入れています。海や花火大会、秋冬のイベントなど華やかな演出をしたいときにおすすめです。
  カラーバリエーションや長さも豊富なので、自然な感じでつけたり目元を目立たせてみたり……ファッションコーディネートの一部として楽しんでもらえます。ご興味のある方は、一度試してみることをおすすめします!

―最後に、これから社会でがんばろうとしている大学生の皆さんにメッセージをお願いします。

  学生にしかできないことに力を入れてほしいですね。とくに、友人づくりには積極的になっていいと思います。

  学生時代に築いた友人関係って、社会に出てそれぞれ環境や立場が変わっても、やはり“友人”なんです。利害関係のない純粋な関係って、学生時代だからこそ得られるもの。豊かな人生にするためにも、彩りを添える友人や仲間を大事にしてほしいと思います!

まつげエクステサロン <AOE株式会社>
東京本社
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町5-2 野本ビル3F
JR神田駅より徒歩約5分

[取材・執筆・構成]yukiko(ユキコ/色彩総合プロデュース「スタイル プロモーション」代表) 
[撮影(インタビュー写真)・編集]真田明日美
[撮影場所]EYELA銀座店

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