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職場でのセクシュアル・ハラスメント調査

◆職場でのセクシュアル・ハラスメント被害者:女性3割・男性1割!
◆上司からのセクシュアル・ハラスメント被害が第1位!(78.0%)
◆セクシュアル・ハラスメントの実態!「体型・容姿を指摘された」(44.9%)
◆被害者のうち63.0%の人がセクシュアル・ハラスメントを我慢した!

調査概要

  • 調査手法:モバイルリサーチ
  • 調査地域:全国
  • 調査対象:男女16~59歳(就業経験者)
  • 調査期間:2012/9/4~9/6
  • 有効回答数:1,512サンプル(男性:911人、女性:601人)

職場でのセクシュアル・ハラスメント被害者:女性3割・男性1割!

全国の16-59歳の就業経験がある男女1,512人に対して、「職場でのセクシュアル・ハラスメント調査」についてモバイルリサーチを実施した。「職場でセクシュアル・ハラスメントを受けたことはありますか」という質問で、「ある」と答えた人は全体の16.8%であった。男女で比較すると女性:29.3%、男性:8.6%の人たちがセクシュアル・ハラスメント被害経験があることが明らかとなった。

セクシュアル・ハラスメントと聞くと、加害者が男性・被害者が女性というイメージがあるが、男性のおよそ1割が被害経験があることが分かった。セクシュアル・ハラスメントとひとことに言っても、性的な言動に対し、 それらが受け取る側の意に反するかどうかという主観性が入ってくる。よって、「これはセクシュアル・ハラスメントだ」と感じる人もいれば、全く同じ言動について何も感じず受け流す人もいるだろう。判断基準が人それぞれ故に「被害を受けたことがない」と答えた人の中に、もしかしたら本人は気づいていない隠れ被害者が含まれているかもしれない…?!

【図1】職場でセクシャル・ハラスメントを受けたことはありますか

上司からのセクシュアル・ハラスメント被害が第1位!(78.0%)

全国の16-59歳の就業経験がある男女1,512人に対して、「職場でのセクシュアル・ハラスメント調査」についてモバイルリサーチを実施した。職場でセクシュアル・ハラスメントを受けたことがある人に、「誰からセクシュアル・ハラスメントを受けたか」を聞いたところ、全体で一番多かったのは「上司」(78.0%)であり、「同僚」(31.9%)、「取引先(客)」(17.3%)が続いた。

同項目の上位2つを男女で比較すると、「上司」(男性:69.2%、女性:81.8%)、「同僚」(男性:41.0%、女性:27.8%)であった。「上司」からの被害が両者とも最も多くあげられているが、同僚からの被害に関しては女性よりも男性の方が多いことが分かった。同僚という立場で近い間柄が故に、冗談などに歯どめが効かず、受け取る側はその場では面白おかしく対応するものの、「自分はセクシュアル・ハラスメントを受けている」と認識している場合があるかもしれない。コミュニケーションの延長線上に生まれる、目には見えない溝と言えそうだ。

【図2】誰からセクシャル・ハラスメントを受けたか

セクシュアル・ハラスメントの実態!「体型・容姿を指摘された」(44.9%)

全国の16-59歳の就業経験がある男女1,512人に対して、「職場でのセクシュアル・ハラスメント調査」についてモバイルリサーチを実施した。職場でセクシュアル・ハラスメントを受けたことがある人に、「セクシュアル・ハラスメントの種類」について聞いたところ、「体型・容姿を指摘された」(44.9%)、「性的冗談や質問を受けた」(44.5%)、「体を触られた」(41.3%)と並んだ。

同項目を年代別に比較すると、「体型・容姿を指摘された」(10代:47.6%、20代:50.0%、30代:51.3%、40代:32.7%、50代:38.6%)であり、10代から30代が多く該当していることが分かった。また、「性的冗談や質問を受けた」に関しては20代と30代に多く該当していることが分かった(10代:28.6%、20代:53.3%、30代:53.8%、40代:32.7%、50代:36.4%)。 「体を触られた」に関しては40代が最も多く該当した(10代:33.3%、20代:33.3%、30代:45.0%、40代:57.1%、50代:31.8%)。50代が他年代に比べて多く該当している項目については「プライベートを干渉された」であった(10代:33.3%、20代:33.3%、30代:28.8%、40代:28.6%、50代:47.7%)。歳を重ね多くの経験を積んだからこそ、「プライベートを持ち込まない」という姿勢で仕事に臨んでいる50代が多いのかもしれない。

最後に「アルバイトで避けたい条件・環境」について質問したところ、「交通の便が悪い」(57.8%)、「賃金が安い」(54.7%)、「家から遠い」(52.8%)、「シフトの融通がきかない」(52.4%)と4つの項目がそれぞれ全体の半数を上回った。 それぞれを男女で比較すると、「交通の便が悪い」(男性:51.8%、女性:63.7%)、「賃金が安い」(男性:52.3%、女性:57.0%)、「家から遠い」(男性:43.0%、女性:62.2%)、「シフトの融通がきかない」(男性:42.8%、女性:61.7%)と、すべての設問において女性が男性の回答数を上回った。男性に比べ女性の方が注文が多いと言える。

【図3】セクシャル・ハラスメントの種類

被害者のうち63.0%の人がセクシュアル・ハラスメントを我慢した!

全国の16-59歳の就業経験がある男女1,512人に対して、「職場でのセクシュアル・ハラスメント調査」についてモバイルリサーチを実施した。職場でセクシュアル・ハラスメントを受けたことがある人に、「セクシュアル・ハラスメントへの対処法・結果」を聞いたところ、「我慢した」と答えた人が最も多かった(63.0%)。同項目を年代別で見ると若年層にかけて多く該当し(10代:76.2%、20代:66.7%、30代:63.8%、40代:57.1%、50代:56.8%)、 その場を我慢して乗り切る傾向にあると言えそうだ。では我慢できない年代はどういう行動に出るのか。50代が他年代に比べて多く該当している項目は「直接”やめてください”と言った」であった(10代:14.3%、20代:20.0%、30代:11.3%、40代:12.2%、50代:29.5%)。直接「やめてください」と言えるから、他年代より「我慢した」と答えた該当者が少なかったことに紐付られそうだ。

また、「セクシュアル・ハラスメントについて誰に相談したか」という質問をしたところ、一番多かったのは「友人・知人」(34.3%)であり、「同僚」(33.1%)、「誰にも相談していない」(26.8%)が続いた。 同項目を男女で比較すると、大きく差が出たのは「友人・知人」(男性:21.8%、女性:39.8%)と、「誰にも相談していない」(男性:33.3%、女性:23.9%)の2項目であり、男女結果が逆転した。男性よりも約2倍の女性がセクシュアル・ハラスメントについて友人・知人へ相談している一方、男性は女性に比べ「誰にも相談しない」と言う選択肢を選んでいることが分かった。男のプライドなのか、相談したところで解決できないと諦めているのか、理由は人それぞれだが、被害者の男性のうち約3割の人が、人に打ち明けることなくセクシュアル・ハラスメントと闘っていることは事実だ!

【図4】セクシャル・ハラスメントへの対処法・結果 【図5】セクシャル・ハラスメントについて誰に相談したか

調査項目

  • 1.職場でセクシュアル・ハラスメントを受けたことはありますか(SA)
  • 2.セクシュアル・ハラスメントの種類を選択してください(MA)
  • 3.誰からセクシュアル・ハラスメントを受けましたか(MA)
  • 4.対処法・結果を選択してください(MA)
  • 5.誰かに相談しましたか(MA)
  • 6.セクシュアル・ハラスメントを受けた職場の業種を選択してください(MA)
  • 7.仕事でのストレスをどのように発散しますか(MA)

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