軽作業とは?意味や仕事内容、メリット、向いている人、あるあるを解説
軽作業とは、力を使わない仕事――というわけではありません。
バイトの求人情報に目を通すと「軽作業」というワードをよく見かけます。具体的には、どういった仕事なのでしょうか?
この記事で詳しく解説していきます。
【目次】
1. 軽作業とは?“軽”といっても力仕事があるケースも
2. 体験談付き!代表的な軽作業5つの仕事内容
3. 軽作業のバイトが向いているタイプ
4. 軽作業の仕事をするメリット
5. 軽作業あるある5選
6. さいごに
軽作業とは?“軽”といっても力仕事があるケースも
軽作業とは、一般的に未経験者でも気軽に始められるような単純作業を指すことが多いです。アルバイトの場合、資格や専門知識を求められず、初心者でもすぐに慣れられる仕事が中心でしょう。倉庫や工場で作業する軽作業の求人情報が多いですよ。
実は、軽作業として括る業務には明確な基準がありません。“軽” という文字から体力を使わない作業を連想しがちですが、ときには重たい荷物を運ぶような力仕事も軽作業に含まれる場合があります。
代表的な軽作業の例は以下の通りです。
- 軽作業の一例
●検品
●仕分け
●ピッキング
●梱包
●シール貼り
●出荷
●製造補助
●運搬
現場によっては10Kg以上ある荷物を運ぶなど、力を要する場合があります。軽作業とは軽いものを扱う仕事ではなく「作業がシンプルな仕事を指す場合が多い」と覚えておきましょう。
体験談付き!代表的な軽作業5つの仕事内容
それでは、軽作業のなかでも需要が高いバイトの仕事内容と、経験者から届いた体験談を紹介していきましょう。以下の5つの職種を紹介していきます。
① 検品
② 仕分け
③ ピッキング
④ 梱包
⑤ シール貼り
順番にチェックしていきましょう。
▼① 検品は商品や部品に不具合がないか確認する仕事▼
検品は、
・不良品ではないか
・見た目が悪くないか
を目で見たり実際に触ったりしてチェックする作業です。出荷する商品や入荷した部品を検品する軽作業バイトが多く見つかるでしょう。
物によって確認するポイントが異なるので、それぞれの取り扱い方法や性質をよく知っておく必要があります。また、ベルトコンベアで流れてくる物の検品を行う場合は、正確さとともにスピードを求められる現場もあるでしょう。
- 経験者の体験談
●「リキッドアイライナーの検品のバイトをしました。工程は、①キャップを外して傷チェック ②筆圧強めに三本線を書く ③キャップして箱へ という感じです。新人は②の工程を主に担当していました」(20代/女性)
●「工場内でペットボトルの検品を行いました。ベルトコンベアで流れてくる箱入りのペットボトルを持ち上げて検品します。地味な仕事でしたが接客が苦手なので助かりました」(年齢不明/女性)
▼② 仕分けは物を分類する仕事▼
仕分け作業とは、ベルトコンベアやトラックなどで運ばれてくる物を決められた法則に従って分類する軽作業。運送会社で発送前の商品を送り先別に分ける作業などがあります。また、年末年始には年賀状仕分けの需要が高まりますよ。
関連記事:郵便局の年賀状仕分けバイト体験談35連発! 仕事内容や面接対策
仕分けミスすると、商品発送時に混乱を招き遅延につながる可能性があります。簡単で単純な作業ですが、集中して取り組みましょう。仕事に慣れてきたあたりで気が緩みやすくなるので気をつけてください。
- 経験者の体験談
●「搬入された商品を地域ごとに配送できるよう、送り先を確認しながら仕分けするバイトでした。まず、大雑把に町名で分けたあと配送者が組んだ順に取り出せるようトラックに積み込んでいくのを手伝いしました」(10代/男性)
●「お中元を配送先ごとに仕分けるバイトをしました。ベルトコンベアでたくさん流れてくるので、そのなかから自分の担当区域の商品をピックアップしていく作業です」(30代/女性)
▼③ ピッキングはリストの物を棚から取り出し集める仕事▼
ピッキングは、リストに沿って倉庫内の商品を集める仕事。注文が入った商品を棚から取ってくる、店に出荷する品物を集めるといった仕事が多いようです。
現場に慣れるまでは効率よく回れないこともありますが、配置を覚えてしまえば作業スピードが上がりますよ。
- 経験者の体験談
●「初めはピッキングの速度が遅くても、何日か続けていくうちに置き場所の検討がついたり、同じようなピッキングが続いたりして作業速度が自然に上がっていきます。スタートで上手く行かないように感じても安心して続けられると思います」(20代/男性)
●「コンビニ商品ピッキングをしました。ひたすらカートに飲料を積み込むだけの非常に楽なバイトでした」(30代/男性)
▼④ 梱包(パッキング)は出荷する商品を包装する仕事▼
梱包(パッキング)とは、商品を出荷できる状態に包装・荷詰めする仕事です。
届ける商品を安全に依頼者のもとへ配達するためには、しっかりとした梱包が必要になります。商品ごとに梱包のやり方が異なるので、それぞれに適した詰め方を意識しましょう。
- 経験者の体験談
●「積まれた荷物を段ボールに入れ、その上からパンフレットを入れ封をする。その段ボールを4つまとめて大きな段ボールへ入れるという作業でした」(10代/女性)
●「梱包する物が変わってもやることはほぼ同じなので、一度覚えれば大体の対応はできます。単純作業を黙々とするのが好きな人にはぴったりなバイトだと思いました」(20代/女性)
▼⑤ シール貼りは指定箇所にラベル等を貼る仕事▼
シール貼りのバイトは、商品ラベルや食品表示ラベル、荷物を発送するための送り状といったシール類を貼り付ける仕事です。両面にシールを貼る場合は、商品の表裏で担当を分けると効率よく作業できますよ! ひたすらシールを貼るだけなので簡単です。根気よく仕事できる人に向いているでしょう。
- 経験者の体験談
●「グループに分かれて流れ作業でシール貼りをしました。効率よい作業方法を考えるために相談しながら進められたので、人との交流が苦手だった私でも皆とおしゃべりできました!」(30代/女性)
●「台に並べられた化粧品にひたすらシールを貼ります。3~4時間ずっと立ちっぱなしなのが大変でした」(20代/女性)
軽作業のバイトが向いているタイプ
次に、『Career Groove』編集部が考える、軽作業の仕事が向いている人を紹介していきます。以下のようなタイプの人は、軽作業のバイトが向いているでしょう。
- 軽作業のバイトが向いている人
●単純作業が好きな人
●黙々と作業に取り組める人
●集中力が続く人
●効率よい作業方法を考えるのが好きな人
どれかひとつでも当てはまる人は、軽作業のバイトを検討してみてはいかがでしょうか。
また、仕事内容によっても向いているタイプが異なります。力仕事ができる人は仕分け、体を動かしたい人はピッキング、手先が器用なら梱包やシール貼りなど。自分に合った仕事を選ぶことで、楽しくバイトを続けられるのではないでしょうか。いろんなジャンルの軽作業があるので、ぴったりなバイトを探してみましょう。
軽作業の仕事をするメリット
この章では、軽作業バイトをするうえでのメリットをいくつかあげたいと思います。
▼黙々とマイペースに作業できる▼
軽作業は単純作業を繰り返すような仕事がほとんど。黙々と自分のペースで作業できるメリットがあります。接客業のように臨機応変な対応を求められることは少ないでしょう。
ただし、あまりにマイペース過ぎて作業の進行が遅ければ上司に注意されることも。慣れないうちはスピードを求められませんが、“ゆっくり作業してよい” というわけではないので気をつけましょう!
▼短期バイトの求人情報が見つけやすい▼
軽作業のバイトは、短期の求人情報を見つけやすいです。一年中求人情報が出ていますが、特にお盆や年末など贈り物が多いシーズンは需要が増える傾向にあります。夏休みや冬休みの期間だけバイトできるところもたくさんありますよ!
短期バイトの求人が多い理由のひとつとして、“誰でもできるような簡単な作業が中心” という特徴が関係あると考えられます。バイト初心者でも即戦力になれるからです。企業としては忙しい時期だけ戦力が増えれば、常に必要な人数で仕事をまわせるから助かりますよね。
そのため、軽作業のバイトは短期の求人情報が見つけやすいと考えられます。
軽作業あるある5選
▼時間が経つのが遅い▼
時計をチラッ、チラッ。「まだこんな時間か~」と口に出してしまいそうになるほど時間の経過が遅く感じます。単純作業は簡単だけれど、飽きてきたらひたすら時間との戦い……。
おすすめの対処法は「いつもより3分早く仕上げる」などマイルールを設けてゲーム感覚で作業すること。ぎりぎりクリアできる難易度を設定すれば、集中して作業できる分、時間が早く過ぎるでしょう。
▼集中力が切れるとミスをして青ざめる▼
簡単な作業にも関わらずミスしてしまい自己嫌悪……。
集中力が切れる、スピードを重視し過ぎて荒くなるという状態はミスを誘発します。ミスすれば重大な事態になる仕事もあるので、青ざめてしまうかもしれません。
ミスに気づいたら、すぐに責任者へ報告することが大切。誰でもミスはあるので、引きずり過ぎずに割り切って仕事しましょう。
ただし、連続するようなら注意力が散漫になっている証拠。一旦休息を取って、改めて作業と向き合ったほうが効率よく働けることもあります。
▼段ボールに手の水分を吸われてカサカサになる▼
ほとんどの軽作業の現場では段ボールを取り扱っています。これが意外と厄介。
手の水分や油を吸われてしまい、気づけば手がカッサカサ。「実年齢よりも手が老けて見える……」なんてことも。
段ボールを扱う仕事では、手袋を着用するかハンドクリームを塗ってケアするなどして対処しましょう!
▼手も口も早く動くおばちゃんがいる▼
人一倍、手も口も早く動くおばちゃんがいるのも軽作業あるあるのひとつ。作業中についおしゃべりに夢中になり、気づけば1時間が経過――ということも珍しくないでしょう。
ベテランと同じように口を動かしていると、ミスが増えたり作業効率が落ちたりして、責任者に注意される可能性があります。「口がいつもの倍動いた分、作業は半分しか進まなかった……」となってはいけません。話し過ぎは注意してください。
▼ベテランスタッフよりも早く作業が済むと嬉しい▼
何年も働いているベテラン従業員の作業スピードは桁違いに速い! 目にも止まらぬ速さで正確に作業を進められるプロフェッショナルは、現場に一人はいるでしょう。
そんなベテランの人に心のなかでこっそりと勝負を仕掛け、スピードで勝ったときの爽快感はひときわ! 「私も成長したな~」と悦に浸れます。
さいごに
軽作業について解説してきました。軽作業にはさまざまな仕事があるけど、どれも簡単に慣れられる内容であることが分かったと思います。バイト未経験の人も、気軽に応募してみてくださいね!
以下の記事では、倉庫で行う軽作業のバイトに的を絞って詳しく解説しています。経験者の体験談もたっぷり掲載しているので、合わせてご覧ください。
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