お掃除サービスの老舗「ダスキン」に聞く!―“お掃除”のバイトって、実際どうなの?
代表取締役/山村輝治氏 1963年に鈴木清一氏により創業。1964年、化学ぞうきん「ホームダスキン」のレンタルを開始し、大ヒット。以後、プロによるお掃除サービスの『サービスマスター』、家事代行サービスの『メリーメイド』など、クリーン・ケアビジネスを中心に事業を展開している。また、フードビジネスにも注力しており、1971年「ミスタードーナツ」第1号店をオープン。全国に1300店舗以上出店している。他社にさきがけ、フランチャイズビジネスを推進してきたことでも有名。本社は大阪府吹田市(最寄り駅:江坂駅)。 ※本文内の対象者の役職はすべて取材当初のものとなります。
最初は抵抗があったお掃除も、今はやりがいあふれるものに。
★「ダスキン」のバイトはこちらから!★―本日は家事代行の『メリーメイド』と、専門的なハウスクリーニングを行う『サービスマスター』のお仕事について、ご紹介いただこうと思います。 まず『メリーメイド』ですが、業務内容と一日の流れを教えていただけますでしょうか。
斉藤:『メリーメイド』はご希望の場所を徹底的にお掃除をする「お掃除おまかせサービス」、一般的な家事を代行する「家事おてつだいサービス」、整理整頓、収納をお手伝いする「おかたづけサービス」があります。
「お掃除おまかせサービス」についてご紹介しますと、まず朝出勤しましたら、スタッフが集まってミーティングをし、今日一日の確認をします。それから倉庫へ向かい、お掃除に使う道具を用意したら、各自担当のお客様のお宅へ伺います。
お客様がいらっしゃる中でお掃除をする場合もありますし、お仕事などでご不在の時は事前にヒアリングしておいて、ご希望の場所をお掃除します。サービス終了後にレポートと、報告事項を記入します。
―1日に何軒くらいのお家を訪問するのですか?
斉藤:2名1組でだいたい2軒ほどです。
―先ほど挙げられたサービスのなかで、特に人気のサービスは何でしょうか。
斉藤:最近ですと、時間制でお掃除や家事のお手伝いする「家事おてつだいサービス」が人気です。30~40代の主婦の方や、ご高齢の方がよく利用されています。
―今、一緒に働いているスタッフの方の年齢層はどうなっていますか?
斉藤:40~50代くらいの主婦の方が中心です。家事の空いている時間に働きにいらっしゃいます。「とても働きやすい」と長く続けていらっしゃる方が多いですね。
―お仕事をするうえで、特に気をつけていることは何ですか?
斉藤:細かい汚れを見逃さないようにすること、そしてお客様のお家のものを丁寧に扱うことですね。
また、お留守にしているお客様のお宅にうかがう時も心配りを忘れません。信用していただいて、お留守の時にお宅に上がらせてもらうので、その信用を失わないようマナー研修を行っています。
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お客様にも家族にも喜ばれるお掃除。働いて得られる感動がある!
―『メリーメイド』として働く魅力やメリットといえば何でしょう?
斉藤:私生活でもスキルが活かせるのはいいなって思います。自分の家で掃除をする時も、今までよりも工夫して掃除ができるようになりましたね。
衣笠:特に鳥山支店のスタッフは7~8割女性ということもあって、家庭の事情などに理解があり、カバーし合う文化があります。シフトがある程度、融通が利くのでその点は働きやすいと思います。
斉藤:『メリーメイド』の場合、基本的に出勤は平日だけで、土日はお休みです。そこに魅力を感じたというスタッフもいますね。10年近く勤めていらっしゃる方もいます。
―「メリーメイドあるある」があったら教えてください!
斉藤:自分の家でも友達の家でも、汚れているところが目につくようになりました。前は全く意識してなかったので……(笑)。
あと、家族から「お掃除やって~」と頼まれることが多くなりましたね(笑)。でもキレイになるので、すごく感謝されています。
―斉藤さんは入社した時から『メリーメイド』になると決まっていたんですか?
斉藤:いえ、入社して研修を終えた後に配属が決まりました。もともと、ダスキンはお掃除だけでなく、飲食などいろんな事業を手がけていたので、多方面からお客様の役に立てるのでは、と思って入社を決めたんです。
でも『メリーメイド』になると聞いて、最初は「大丈夫かな……」と、ちょっとだけ不安になりました。お掃除が苦手だったので(笑)。
―実際に『メリーメイド』として働いて、お掃除への印象は変わりましたか?
斉藤:お掃除は正直「イヤなもの」と思ってたんです。特にトイレ掃除には抵抗感があって……でもやってみると、汚れていたものがキレイになっていくのは気持ちいいし、何よりお客様に感謝されるので、とてもいいサービスだなって思えるようになりました。
時々、お客様から感謝のお手紙をいただくこともあります。「やってよかった」と感じられる感動の瞬間ですね。
―『メリーメイド』の研修はどのようなものでしたか?
斉藤:最初はダスキンや『メリーメイド』に関するDVDを見て、それからは先輩と一緒に、実際にお掃除の現場でやり方を覚えます。
伺うお宅のほとんどは定期的にご利用いただいているお得意様ですし、いきなり1人でやって!っていうことはありませんので(笑)安心していただければと思います。
―今後、どんな方に応募してほしいと思っていますか?
衣笠:明るい笑顔で、気持ちのいい挨拶ができる方がいいですね。お客様と接する仕事なので、特に第一印象が非常に重要になります。
斉藤:フルタイムご希望の方は特に歓迎です。スキルが上がれば昇給のチャンスもありますし、一から丁寧に教えますから、不安がらずに応募していただければと思います。
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―『サービスマスター』もクリーニングスタッフだそうですが、『メリーメイド』と具体的に違う点は何ですか?
衣笠:『メリーメイド』が家事代行であるのに対して、『サービスマスター』はエアコンや洗濯機クリーニングなど、より高度でプロフェッショナルな掃除を請け負います。比較的女性よりも男性が多いですね。
働く場所も事業所や工場など、企業がメインというのも特徴です。シフトも、企業が休みになる土日や祝日、早朝や深夜に仕事が入ることが多いです。
大きな工場の床クリーニングなどは何日かにわたってすることもありますし、トイレだけを1日何か所も回って掃除する、など、日によっていろいろなパターンがあります。
―かなり専門的な知識や技術が必要そうですね……。
衣笠:そうかもしれませんが、初期トレーニング後は、ほとんどは現場で体を動かし、物に触れながら覚えていけるので、さほど身構えなくて大丈夫です。
どちらかというと体力のほうが必要になるかもしれません。あとはやはり、笑顔で明るく人と接することができるといいですね。
―『サービスマスター』として気をつけなければならないことといえば何ですか?
衣笠:仕事として汚れをきちんと落とすことが大前提ですが、お客様とのコミュニケーションも非常に重要です。お客様が何を必要とし、期待されておられるかを、お客様との会話の中で把握するようにしています。
私も『サービスマスター』として現場に6年ほどいたことがありますが、普通にお掃除をする以外に、お客様が期待される以上の感動・サプライズを与えられるような仕事をしよう、と心がけていました。
斉藤:その点は『メリーメイド』も一緒で、仕事ができる人はやはりコミュニケーション能力が高いですし、お客様といい関係を築けていますね。企業や一般のお宅を訪問するので、信頼関係を築き上げるのはとても重要なことなんです。
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―お話をうかがっていると、『メリーメイド』も『サービスマスター』も、“お掃除のプロ”であると同時に“接客のプロ”という感じですね。
衣笠:お客様によって期待されるポイントが違うので大変な時もありますが、それが楽しくもありますし成長できます。
何より「こんなにキレイになったんだ!」と喜んでいただけた時は「ああ、やってよかった」と思えて、嬉しいものですよ。
―それでは最後に読者の方へ、メッセージをお願いします!
斉藤:私はこの仕事がつらいな、と思ったことはほとんどないです。「人見知りだし、不安だな……」と思われる方も多いと思いますが、いろんなお客様と接していくうちに柔軟な対応ができるようになっていきますし、慣れればお客様と世間話も普通にできるようになります。
最初はドキドキするかもしれませんが、笑顔があれば勢いでいけます(笑)。私も初心者から始めました。人と接することが苦にならない方なら、どなたでも大歓迎です!
衣笠:ご応募いただいた後は、ご希望を伺いながらシフトのご相談をさせていただきます。研修期間も設けてありますので、まずは気軽に応募していただけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。
★「ダスキン」のバイトをみてみる!★[取材・執筆・構成・撮影(インタビュー写真)]真田明日美